魯迅箴言日記 2022/01/21 いくたびも雪の深さを尋ねけり(明治29年、1896年)

 今日は1月21日、金曜日です。今日は北狄397号の合評会です。その前にテレビ会議もあります。今日はそれだけに全力投入です。今日の合評会には、宮園真木さんからメールも届きましたし、佐々木英明君からのメールもあり、三田文学の同人雑誌評のこともあり、にぎやかなものとなりそうです。

 今日の子規歳時は、「いくたびも雪の深さを尋ねけり(明治29年、1896年)」です。昨日、川内から脇野沢の中間あたりのむつ湾の海岸で吹雪の舞う中、白鳥が数羽小魚を口に運んでいました。

 今日の魯迅箴言は、箴言130-84「野牛は家畜牛に、猪は豚に、狼は犬になって野生は失われた。」です。

 野牛成为家牛,野猪成为猪,狼成为狗,野性是消失了,

    但只足使牧人喜欢,于本身并无好处。

    人不过是人,不再夹杂着别的东西,当然再好没有了。

    倘不得已,我以为还不如带些兽性,

    如果合于下列的算式倒是不很有趣的;

    人+家畜性=某一种人

 野牛は家畜牛に、猪は豚に、狼は犬になって野生は失われた。

 だが、それは牧人を喜ばせたにすぎず、

 動物自身にはなんのいいこともなかった。

 人は人にすぎず、混ざりけなしでいられるに越したことはない。

 しかしそれが叶わぬなら、いくらかの獣性を帯びるほうがまだましだろう。

 次のような算式にあてはまるようでは、興醒めである。

 人+家畜性=ある種の人間