魯迅箴言日記 2024/04/18 石手寺へまはれば春の日暮れたり(明治30年、1897年)

 今日は4月18日、木曜日です。今日は花曇りです。県庁脇の青い森公園と桜川の桜が咲き始めました。今週末が満開かと思います。桜川に曲がる角に北の街社があったとき、よくそこで古川壬生と斎藤孝幸に会った。俳句の句会も開いた。楽しかった。二人はわたしの二つ下だった。72歳、若すぎる死だ。まだまだやりたいことがあったはずだ。肺ガンだった壬生とは違い、孝幸の方は、元気そうだった。壬生が亡くなって一週間後の日曜日、壬生にひきづられるように孝幸も息を引き取った。北狄は斎藤氏の世話になった。来月末には北狄作品集の刊行に控えていただけに、北狄社にとって痛手でもある。

 今日の子規歳時は、「石手寺へまはれば春の日暮れたり(明治30年、1897年)」です。

 今日の魯迅箴言は、箴言365-301「欠点のある戦士も、」です。

 有缺点的战士终竟战士,完美的苍蝇也终竟不过是苍蝇。

 欠点のある戦士も、畢竟戦士である。完璧な青蠅でも、畢竟は青蠅であるにすぎない。

魯迅箴言日記 2024/04/16 フランスの菫を封す書信かな(明治31年、1898年)

 今日は4月16日、火曜日です。いい天気です。日課をやり、9時40分に新報を回しに、市議会、自治労、県庁、金澤先生宅、朝鮮総連、青森通運と回り、小山内達雄氏宅へ北狄を運びました。日課の残りをやり、新報と北狄の会計整理をしているうちに、三男から電話があり、孫が蕁麻疹がひどく、浪岡から学校へ迎えに行こうとして電車に乗り遅れたので、駅まで迎えにきてほしいとのこと。家内と二人で、新青森駅に迎えに行き、孫を小学校へ迎えに行きました。孫の顔は赤く発疹がでていました。三男と孫を家まで送り届け、家内を生協に降ろし、会議にでました。3時8分に「斎藤さんが亡くなった」との知らせを受けました。13日の午後8時過ぎに電話したばかりでした。死亡しているのがみつかったのは、14日とのことでした。

 今日の子規歳時は、「フランスの菫を封す書信かな(明治31年、1898年)」です。

 子規はフランスという言葉の響きが好きだったようです。

 今日の魯迅箴言は、箴言130-71「国民が、もし、」です。

 我以为国民惝没有智,没有勇,

    而单一种所谓气,实在是非常危险的。

 国民が、もし智恵もなく、勇気もなく、

 一種のいわゆる「気」にのみ頼るならば、それはあまりに危険すぎる。

魯迅箴言日記 2024/04/15 鷲の巣と見えて大きな卵哉(明治29年、1896年)

 今日は4月15日、月曜日で、新聞休刊日でしかも年金支給日です。10日に仙台へ行き、11日は古川壬生の亡骸が安置されている平安閣へ弔問に、12日は弘前街宣車を運転中に事故(電線に引っかける)を起こし、壬生氏の葬儀を欠席し、ブルーノートとあがさまいを掛け持ち。13日は升田さんの演説会、青葉工業会の役員会(県の前教育長と話す)、木馬。14日は北狄406号の合評会。今日は、北狄の会計整理。新報配布、その他。 

魯迅箴言日記 2024/04/14 ねころんで書よむ人や春の草(明治18年、1885年) 

 今日は4月14日、日曜日です。本当にいい天気です。今日は北狄406号の合評会です。北狄に入会して、毎号小説を発表して、26年が経過しました。

 1997年(平成9年)9月、北狄300号記念祭のとき北狄に入会した。

 1998年1月発行の北狄301号に「夜のライオン」45枚を発表。

 2009年2月3日、師匠の服部進先生が逝去。

 2023年11月25日、親友宮園真木が逝去。

 2024年4月7日、畏友古川壬生が逝去。

魯迅箴言日記 2024/04/13 日本のぽっちり見ゆる霞哉(明治32年、1895年)

 今日は4月13日、土曜日です。香典の件、演説会、青葉工業会役員会と相変わらず忙しいです。

 今日の子規歳時は、「日本のぽっちり見ゆる霞哉(明治32年、1895年)」です。子規は、アカシアの咲くころ大連を訪れています。

 今日の魯迅箴言は、箴言130-115「本業に関わるものは、」です。

 有关本业的东西,是无论怎样节衣缩食也应该购买的,

    試看绿林强盗,怎样不惜钱财以买盒子炮,就可知道。

 本業に関わるものは、たとえ衣食を削ってでも、買う必要がある。

 これは、山賊がいかに銭金を惜しまずにモーゼル銃を買うかをみれば、

 すぐわかるでしょう。

魯迅箴言日記 2024/04/08 花御堂の花しほれたる夕日哉(明治31年、1898年)

 今日は4月8日、月曜日です。午前中は浪館小学校の入学式。昼に成田本店で北狄の配本と返本手続き。午後は、新報の配布です。

 今日の子規歳時は、「花御堂の花しほれたる夕日哉(明治31年、1898年)」です。

 今日の魯迅箴言は、箴言130-129「普遍、永久、完全」です。

 普遍,永久,完全,这三件宝贝,自然是了不得的,不过也是作家的棺材钉,会将他钉死。

 普遍、永久、完全、この三種の宝は、むろん」得難いものでありますが、しかしまた作家の棺桶を打ちつける釘でもありまり、彼を釘付けにして葬ることもできるのです。

魯迅箴言日記 2024/04/07 蜂の巣に蜂の居らざる日和哉(明治32年、1899年)

 今日は4月7日、月曜日です。今日は六ヶ所村の再処理抗議集会の運転で朝8時からでかけ、4時に戻りました。そのあと、日課をやり、ブログの更新です。

 今日の子規歳時は、「蜂の巣に蜂の居らざる日和哉(明治32年、1899年)」です。

 今日の魯迅箴言は、箴言130-130「死者がもし」です。

 死者倘不埋在活人的心中,那就真死掉了。

 死者がもし、活きた者の心に埋葬されなかったなら、そのときこそ真に死に絶えたのだ。