2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

長島小学校6年7組

私は家から歩いて2分の長島の大谷幼稚園に3年通い、隣の長島小学校へ昭和31年に入学した。1年と2年の時は二部授業で、月ごとに午前と午後の授業が交互に入れ替わった。3年の時に組替えがあり、7組となった。1年から卒業までずうっと同じクラスだった…

福島原発事故のことを小説に

大学の同期会で福島県の土湯温泉に行った。 金曜日の午後、新幹線はやてに新青森駅から乗車し、仙台でやまびこに乗り換え、午後4時きっかりに福島駅に降りた。5時に宿のバスが迎えに来るため、約40分福島駅前を散策してみた。 華やかさのない駅前は静かで、…

ようやく終わった小説講座

14日の青森中央学院大学の図書館カルチャー講座はようやく終わった。 遙の「ハルビン中央大街」を提稿してから、このひと月、初めて文学とは何か、小説作法にはどんなことがあるのか、正面から向き合ってみた。いい文章・こころに残る文章、文体とは作品にど…

川端康成の「末期の眼」

末期の眼を読みすすむうちに、芥川龍之介の中国上海旅行でなにがあったのか、夏目漱石の満州旅行で何を感じたのかについて興味がどんどんひろがったのでした。かの正岡子規も不治の病いに冒される前に中国を旅をしていたことも知りました。 二歳までに両親が…

漱石の「満韓ところどころ」

夏目漱石は明治42年(1909年)の夏、「それから」を書き終えて、満鉄総裁の中村是好と一緒に満州へ出掛ける予定だった。しかし、「それから」を書き終えた疲れが出たのか、漱石はまもなく強烈な胃カタルの痛みに冒され寝込んでしまう。そのため、遅れて出発…