2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

今日はチェルノブイリ原発事故から25年目

1986年4月26日にチェルノブイリ原発4号機が爆発事故を起こしてから今日でちょうど25年がたった。その前年、私は初めての本を出版した。題して『下北半島核景色』。その年の4月9日北村県知事は、県議会全員協議会において、「核燃料サイクル施設の受け入れを…

誰が一番親孝行か

12月末に帰国して、1月から部分年金生活者となった。帰ってきたら、帰ったで何かと金がかかる。隠遁生活をおくろうと決めていたのに、私の帰国を待っていたかのように、元上司の最後の町長から選挙の応援を頼まれた。もちろんボランティア。勇んで大陸に…

小野允雄さんの「余命半年からの生還」ば第2位

昼に25日の核燃いらない市民の会の花見会への差し入れの酒と缶ビールを持って、市民自然エネルギー株式会社の工藤さんのところへ出かけた。新町の瀬戸物屋さんのビルの3階まで歩いて出かけた。昼からアウガ前でチェルノブイリ子ども支援ネットの街頭募金…

三内の家のこと

三内稲元に古い家が残っている。去年の9月から空き家になっていた。固定資産税や火災保険もバカにならないので、友人に頼んで借り手を探してもらっていた。大震災の避難者にタダで提供しようかとも考え、そちらの手配も頼んでいた。 そしたら、無職無収入の…

私に対する批評

北狄354号の合評会での私の『氷の都』に対する評価はすこぶる悪かった。構成、推敲に難があると。ひとり、老師だけがほめてくれた。あとは、同人外のふたりの先輩から、今後に期待する、とお葉書をいただいた。 昨夜の遙の例会でも、隣に座った先輩から「他…

韓国映画「私の愛、私のそばに」を観る

土曜日は朝から小雨だった。10時半過ぎに事務所に向かい、昼は「小青島」という新しくできた中華料理店で会食。主人は料理コンクールで優勝したこともある青島出身のコックだそうで、六品ほどの料理のどれも皆私の口に合った味付けだった。 小雨は降り続いて…

漸く落ち着いて仕事に集中できます

選挙も終わり、漸く身辺も静かになった。今日からは、あくせくすることなく、ゆったりと心静かに机に向かうことができる。爽やかな風に誘われて、やわらかな陽光を身体全体で受け止めながら、懐かしい母校の小学校にほど近い事務所まで足を運んだ。事務所と…

小野允雄のエッセー「形而上の野球」

文団・遙の50号を読んでいて、小野允雄さんのエッセーが目にとまった。弁護士の彼は、北狄作品集3で『ガラスの救援投手』を書くほどのプロ野球通だが、このエッセーで「野球の美しさは、芸術的な美しさに達している」とし、「つまるところ、野球は均衡と不…

今日で一カ月

東日本大震災から今日で一カ月がたった。今だ経験したことのないひと月だった。これからもいろんなことが起こりそうな予感がする。

チェルノブイリ考

私は2002年6月29日から7月8日までの日程でチェルノブイリ子ども支援ネットの調査団の一員として、チェルノブイリ原発と1986年4月26日の事故で病気、廃村、そして放射能に苦しんでいるベラルーシの人々を調査してきた。事故から16年経っていたが、その事…

坪内捻典『カバに会う』

坪内捻典さんは俳人で歌人である。佛教大学文学部教授で日本の詩歌の他に、正岡子規と夏目漱石の研究家でもある。東日本大震災と福島原発事故の放射能汚染におののきながら、未明の地震と二度目の停電でこの世の終焉の予感に震えた。 そういえば、3月11日…

自分にしか書けないものを書く

福島第一原発の重大事故がいまも終息せず続いている。私の予想では、敷地内の土壌からプルトニウムが検出されたことから、福島の浜通りの土地は今後、二度と使えない恐れすら感じる。何せ、プルトニウム239は半減期2万4千年の人類の敵といわれる冥界の王な…

生きるために書く

ここ数日、6時前に目が覚める。夜は寝床で、本を読んでから眠っている。妻から電気を消して、テレビのスウィッチも切るように言われている。毎日、朝食だけは家族三人揃ってきちんととっている。3月11日以降は酒を控えているが、たまに飲んでも何せ酒が旨…

北狄354号の『氷の都』

北狄354号の『氷の都』を読んでみた。さすが秋村編集長。誤植、校正ミスが一つもなかった。青柳さんにほめられたが、再読してみてまだまだだと思った。もう少し、精進すべきと反省している。まあ、とにかく10日までは大震災と選挙のテーマで取材を続け…

明日は緊急学習会です。

昨日、北狄の最新号が届きました。私の作品も載っていました。4月4日はラプラス青い森で「震災から何を学ぶか」の緊急学習会です。午後6時からです。

新しい人生が始まる

4月1日、新しい人生が始まった。まず、10日間は震災復興と原子力防災のための戦いだ。