2013-01-01から1年間の記事一覧

希望は未来にある

希望は未来にある(「魯迅箴言」より) 地球上の世界は一つではなく、現実の世界の相違は、空想上のあの世とこの世の違いよりもっと凄まじい。 ある世界の人間は、他の世界の人間を、軽蔑し、憎悪し、抑圧し、恐怖し、そして殺戮する。 同じ人類なのだから、…

北狄366号は60周年記念号に

北狄365号が12月26日に発行されました。編集長の所へ受領しに伺ったところ、呼び止められ、365号(一年期)したので、366号を改めて初号に還った気持で60周年記念号として3月25日に発行し、4月に拡大合評会をやろうという話になりました。 私は1月、2月に二…

2012年12月24日の魯迅箴言日記

去年のクリスマス。 2012年12月24日(月) 今日の魯迅箴言は、第4章「人として生きる」83節「驯良之类并是恶德」(従順なのは、悪徳ではない)である。 「驯良之类并不是恶德。 但发展开去,对一切事无不驯良,却决不是美徳, 也许简直倒是没出息。」(『且介…

「岬は十六代目」のあらすじ

ロサンゼルス生まれの篠山岬は15歳。7年前、小学校2年生のとき、ロスで初めてねぶたを見て感激し、眠っていた血が騒ぎ父周作と一緒にねぶたに跳ねて、ますますねぶたが好きになる。2011年1月、父の転勤でNYに移り住んだものの中学でいじめに遭い、不登校…

去年の魯迅箴言日記から

2012年12月21日(金) 今日の魯迅箴言は、第4章「人として生きる」81節「无论忤逆,无论孝顺,小孩子多不愿意[诈]作」(不孝者でも、孝行者でも子どもはほとんど『詐(うそ)』を嫌う)である。 「无论忤逆,无论孝顺, 小孩子多不愿意[诈]作, 听故事也不喜…

去年の魯迅箴言日記から

2012年12月20日(木)今日の魯迅箴言は、第4章「人として生きる」80節「中国相传的成法,谬误很多」(中国に伝わる古いやり方には、間違いが多い)である。 「中国相传的成法,谬误很多, 一种是锢闲, 以为可以与社会隔离,不受影响。 一种是教给他恶本领,…

北狄365号「昌平のねぶた下絵」の校了

12月19日昼、北狄365号へ掲載予定の「昌平のねぶた下絵」(29枚)の再校を終了し、編集長へ届けた。 今年はこれで、遙(59号、60号)、北狄(362号、363号、364号、365号)、文ノ楽(14号)と七作小説を書いたことになる。 来年からは遙はないので、北狄と文…

2012年12月17日の魯迅箴言日記

2012年12月17日(月) 今日の魯迅箴言は、第4章「人として生きる」77節「子女是即我非我的人」(わが子とは、私にして私でない人間である)である。 「子女是即非我的人, 但既己分立,也便是人类中的人。 因为即我,所以更应该尽教育的义务,交给他们自立的…

去年の魯迅箴言日記

2012年12月15日(土) 今日の魯迅箴言は、第4章「人として生きる」76節「还要想怎样教育,才能使孩子,将来成一个完全的人」(いかに教育すれば、子を将来、一人の完全な人間にすることができるか)である。 「生了孩子,还要想怎样教育,才能使还生下来的孩…

今日は2013年12月16日です

12月13日は県立保健大学の渡邉教授の出版記念パーティーだった。悪天候の中33人全員が集まった。当日、キャンセルなしであった。この日、全員と言葉を交わした。鹿内市長、古村県議、海老名・橋本市議、美濃さん、諏訪さん、成田先生、三国谷君、工藤さん…

魯迅箴言日記を編集しています

一年前の魯迅箴言日記です。 228 2012年12月13日(木) 今日の魯迅箴言は、第4章「人として生きる」74節「女人的天性中有母性,有女儿性,无妻性」(女性の天性のうちには、母性と娘性はあるが、妻性はない)である。 「女人的天性中有母性,有女儿性,无妻…

今日の論語一日一章「」

今日の論語一日一章は第7篇「述而第七」の第30章です。

今日の魯迅阿Q正伝日記 第3章 22

今日は第3章の22段落です。

今日の論語一日一章「陳司敗問、昭公知禮乎」(述而第七・30章)

今日の論語一日一章は、第7篇「術而第七」の30章「陳司敗問、昭公知禮乎」です。 これの漢文原文はこうです。 「陳司敗問、昭公知禮乎。孔子曰、知禮。孔子退。揖巫馬期而進之曰、吾聞君子不黨。君子亦黨乎。君取於呉。爲同姓。謂之呉孟子、君而知禮、孰不…

魯迅「阿Q正伝」日記 第3章 21

今日の「阿Q正伝」日記は第3章「続優勝記略」の21段落です。 阿Q正传 第三章 续优胜记略 21 21; 原文はこうです。 阿Q尤其”深恶而痛絶之”的、是他的一条假辮子。辮子而至于假、就是没有了做人的資格;他的老婆不跳第四回井、也不是好女人。 Ā Q yóuqí” s…

論語一日一章「仁遠乎哉」(術而第7第29章)

今日の論語一日一章はだい7篇「述語第七」の第29章「仁遠乎哉」です。この漢文原文はこうです。「子曰、仁遠乎哉。我欲仁斯仁至矣」これの読み下し文はこうなります。「子曰わく、仁遠からんや。我仁を欲すれば斯に仁至る」この原文の中国語簡体表記はこ…

論語一日一章「」

今日の論語一日一章は第7篇「述而第七」の第28章「」です。 これの漢文原文はこうです。 「互郷難輿言。童子見。門人惑。子曰、人潔己以進、輿其潔也、不保其往也。輿其進也。不輿其退也。唯何甚。 これの読み下し文はこうなります。

阿Q正伝日記 第三章 20

今日から、「阿Q正伝日記」は第三章20です。 第三章 20 この男は、以前村を出て、城内の洋学の学校に入り、どうしてかその後また日本に渡った。半年たって帰ってきたときには、彼の足もまっすぐになり、弁髪もなくなっていた。そのため、母親は十何回も大泣…

今日は10月7日

早いもので、今日はもう10月7日です。 昨日、真宗大谷派の全集第2巻の再校の戻しが届きました。実は初版本に正誤表があったので、それを参照して再校をやり直しが必要になったためでした。10日必着で戻しを完了しなければなりません。これがまた結構面…

今日は10月3日です(和辻哲郎の人類の教師説)

今日の論語一日一章は、和辻哲郎の『孔子』ついての紹介です。 この本は昭和13年8月にその「序」が和辻哲郎によって書かれています。出版は岩波書店です。序で和辻はこう書いています。「自分が志したのは、いまだ孔子に触れたことのない人に『論語』を熟読…

北狄365号に「孫は16代目」を書きます。

北狄364号に「バトンタッチねぶった子」を書きました。発行は9月25日の予定です。合評会は10月11日金曜日の午後6時から千成寿司のようです。 順調にいけば、北狄365号の締切は、11月25日なので、そこに向けて「孫は16代目」を書いて、ね…

今日から魯迅箴言日記の推敲を再開しました

北狄364号の小説「バトンタッチねぶたっ子」の初校が終わった。30枚の短編なので、校正した個所は10個所くらいで思ったより少なかった。いつもより少なかったので、3回読み直して、日曜日に届いた初校を、月曜日には編集長に届けることができた。今…

上海の魯迅公園は28日から1年間、改修のため休園・休館

昨日、教え子から聞いてわかったのだが、上海の魯迅公園・魯迅記念館が118年ぶりに改修工事に入るという。実は、9月22日に教え子の案内で、魯迅公園を訪れる予定だった。急遽、豫園に行き先を変更した。今回は、紹興の魯迅生家とゆかりの地で我慢する。

自分の家の宗派について知らなすぎた

私の家は門徒宗、浄土真宗なのだが、宗教に関心がなかったせいか、親鸞聖人のことも、その宗をひろめた蓮如上人のことも、何も知らずにこの64年生きてきた。これを機会に少し、自分の家の宗派のことを勉強してみようと思う。

蓮如について勉強中

真宗大谷派の全集本の校正の仕事をしています。いま、その第2巻におさめられる蓮如上人の「御文」の解説本の復刻の校正中です。あともう少しまで、きました。親鸞、蓮如このふたりが浄土真宗を開き、ひろめたのがよくわかりました。ほんの少しですが、仏教…

364号へ「バトンタッチねぶたっ子」を書く

北狄364号へねぶた連作の3作目の「バトンタッチねぶたっ子」(30枚)を書きました。主人公のかわりに友人がねぶた師になろうと修行をはじめたという内容の小説です。これで、終われなくなってしまいました。あと、2作書いてねぶたシリーズは終わりにします。

親鸞「教行信証」を読む

浄土真宗を開山した親鸞聖人と、門徒宗としてひろめた蓮如上人のことを学ぶ機会を得ました。「教行信証」と「歎異抄」について大谷暢順さんの著作を読んでいます。蓮如の「御文」の解説本も読みました。すごいの一言に尽きます。

今日の魯迅阿Q正伝日記

9月24日に紹興に行き、2泊してきます。今日は8月18日です。

週刊読書人の評者からハガキいただく

週刊読書人の同人誌文芸評を担当している文芸評論家の白川正芳さんから8月12日にハガキをいただきました。内容は、8月9日号で月間評として「精三老人のねぶた」を興味深く読んで、とりあげたことと今後も精進する様に激励していただきました。

「精三老人のねぶた」が週刊読書人に載る

北狄362号に書いた「精三老人のねぶた」が8月9日号の週刊読書人の8月同人誌評でとりあげられ、「方言に地方色、熟練の小説」として評価を受けました。