2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の論語一日一章「雖在縲絏之中、非其罪也」

いよいよ、論語も第5篇「公冶長第五」になりました。この篇はほとんどみな古人の人物の賢否得失を論じています。学者の格物窮理の一端であるともいわれています。胡虎(1098年 - 1156年は南宋初期の中国の儒学者。字は明仲。致堂先生と称される。著名な儒学…

今日の箴言「希望」

今日の魯迅箴言は、「希望」(希望)です。 「希望正如地上的路。」 これの日本語訳はこうです。 「希望は地上の路のごとし。」 ここで、魯迅は希望こそ地上の路のように、目の前にあるのだと言っています。 今日の語句・語彙はこうです。 希望;希望 xiwang…

今日の論語一日一章「事君數、斯辱矣。朋友數、斯疏矣。」

今日の論語一日一章は、第4篇「里仁第四」の第26章「事君數、斯辱矣。朋友數、斯疏矣。」(君に事へて数すれば斯れ疏んぜられる)です。 これの漢文原文はこうです。 「子游曰、事君數、斯辱矣。朋友數、斯疏矣。」 また、これの読み下し文はこうなります。…

今日の箴言「孩子长大,倘无才能,可寻点小事情过话」

今日の魯迅箴言は、「孩子长大,倘无才能,可寻点小事情过话」(子どもが成長しても才能がないようなら、小さな仕事を探して活きるとよい)です。 「孩子长大,倘无才能,可寻点小事情过话, 万不可去做空头文学家或或美术家。」 これの日本語訳はこうです。…

今日の論語一日一章「徳不孤、必有鄰」

今日の論語一日一章は、第4篇「里仁第四」の第25章「徳不孤、必有鄰」(徳孤ならず、必ず鄰有り)です。 ここで、漢文原文はこうです。 「子曰、徳不孤、必有鄰。」 また、この章の読み下し文はこうです。 「子曰く、徳孤ならず、必ず鄰有り。」 さらに、中…

今日の箴言「至于幼稚,尤其没有什么可羞」

今日の魯迅箴言は、「至于幼稚,尤其没有什么可羞」(幼稚であることは、何ら恥ずべきことではありません)です。 「至于幼稚,尤其没有什么可羞, 正如孩子对于老人,好没有什么可羞一样。 幼稚是会生长,会成熟的, 只不要衰老,腐败,就好。」 ここで日本…

今日の論語一日一章「君子欲訥於言而敏於行」

今日の論語一日一章は、第4篇「里仁第四」の第24章「君子欲訥於言而敏於行」(君子は言に訥にして行いに敏ならんと欲す)です。 ここで、この章の漢文原文はこうです。 「子曰、君子欲訥於言而敏於行」 また、この文の読み下し文はこうなります。 「子曰く…

今日の箴言「只要思想未遭锢蔽的人」

今日の魯迅箴言は、「只要思想未遭锢蔽的人」(思考が縛られていない人は誰しも)です。 「只要思想未遭锢蔽的人, 谁也喜欢子女比自己更强,更健康, 更聪明高尚,----更幸福, 就是超越了自己,超越了过去。 これの日本語訳はこうです。 「思考が縛られて…

今日の論語一日一章「以約失之者、鮮矣」

今日の論語一日一章は、第4篇「里仁第四」の第23章「以約失之者、鮮矣」(約を以て之を失ふ者は鮮し)です。 ここで、この章の漢文原文はこうです。 「子曰、以約失之者、鮮矣。」 また、読み下し文はこうなります。 「子曰く、約を以て之を失ふ者は鮮(すく…

今日の箴言「儿童的行为,出于天性」

今日のいじめ、虐待の問題を考えて、私はいくつかの小説を書いてきました。子どもは親の脊中をみて育ちますが、なかには親のない子もいるし、離婚、シングルマザーの片親の子もいます。それだけに、天性と家庭環境とともに、理性をどう醸成するのか、それは…

今日の箴言「叫人整年的悲愤,劳作的英雄们」

今日の魯迅箴言は、「叫人整年的悲愤,劳作的英雄们」(年がら年中、人に悲憤と労働を強いる英雄たち)です。 「叫人整年的悲愤,劳作的英雄们, 一定是自己毫不知道悲愤,劳作的人物。 在实际上,悲愤者和劳作者, 是时时需要休息和高兴的。」 これの日本語…

今日の論語一日一章「古者言之不出、恥躬之不逮也」

今日の論語一日一章は、第4篇「里仁第四」の第22章「古者言之不出、恥躬之不逮也」(古者言をこれ出ださざるは躬の逮ばざるを恥づればなり)です。 これの漢文原文はこうです。 「子曰、古者言之不出、恥躬之不逮也」 また、これの読み下し文はこうです。 …

北狄361号の合評会は1月18日金曜日です。

2012年は「北狄」に、私は358号「北の螢に魅せられて」、359号「エレファントイアーを飲もう」、360号「風の岬にとり遺されて」、そして12月21日に発行された361号に「粋楽食堂」を発表することができました。361号の合評会は1月18日(金曜日)午後6時から…

今日の魯迅箴言「野牛成为家牛,野猪成为猪,狼成为狗,野性是消失了」

今日の魯迅箴言は、「野牛成为家牛,野猪成为猪,狼成为狗,野性是消失了」(野牛は家畜の牛に、猪は豚に、狼は犬になって、その野性は失われた)です。 「野牛成为家牛,野猪成为猪,狼成为狗,野性是消失了, 但只足使牧人喜欢,于本身并无好处。 人不过是…

今日の論語一日一章「父母之年、不可不知也。一則以喜、一則以懼。」

今日の論語一日一章は、第4篇「里仁第四」の第21章「父母之年、不可不知也。一則以喜、一則以懼。」(父母の年は知らざるべからず。一は則ち以て喜び、一は則ち以て懼る。)です。 ここで、これの漢文原文はこうです。 「子曰、父母之年、不可不知也。一則…

今日の論語一日一章「三年無改於父之道、可謂孝矣。」

今日の論語一日一章は、第4篇「里仁第四」の第20章「三年無改於父之道、可謂孝矣」(三年父の道を改むるなきを孝と謂ふべし)です。 これの漢文原文はこうです。 「子曰、三年無改於父之道、可謂孝矣。」 また、読み下し文はこうなります。 「子曰く、三年…

今日の箴言「驯良之类并不是恶德」

今日の魯迅箴言は、「驯良之类并是恶德」(従順なのは、悪徳ではない)です。 「驯良之类并不是恶德。 但发展开去,对一切事无不驯良,却决不是美徳, 也许简直倒是没出息。」 ここで、日本語訳はこうです。 「従順なのは、悪徳ではない。 しかし、それが高…

今日の論語一日一章「父母在、不遠遊。遊必有方。」

今日の論語一日一章は、第4篇「里仁第四」の第19章「父母在、不遠遊。遊必有方。」(父母在せば遠く遊ばず。遊ぶに必ず方あり)です。 ここで、この章の漢文原文はこうです。 「子曰、父母在、不遠遊。遊必有方。」 また、読み下し文はこうなります。 「子…

北狄361号の発行と「粋楽食堂」の掲載

同人誌361号が発行されました。12月21日の夜に届いていました。7人の同人が新作を発表しています。この中に、私の「粋楽食堂」(42枚)も含まれています。 今号は去る7月28日に亡くなった石沢武同人の追悼号も兼ねていて、石沢さんの遺稿と私も含め4人の同人…

今日の箴言「小的时候。不把他当人」

今日の魯迅箴言は、「小的时候,不把他当人」(幼いときに人として扱われなければ)です。 「小的时候,不把他当人, 大了以后,他做不了人。」 これの日本語訳はこうです。 「幼いときに人として扱われなければ、 大人になっても人として生きられない。」 …

今日の論語一日一章「事父母幾諌。見志不従。」

今日の論語一日一章は、第4篇「里仁第四」の第18章「事父母幾諌。見志不従」(父母に事へては幾諌す。志の従はざるを見る。)です。 これの漢文原文はこうです。 「子曰、事父母幾諌。見志不従。又敬不違。勞而不怨。」 また、これの読み下し文はこうなりま…

今日の箴言「道德这事,必须普遍」

今日の魯迅箴言は、「道德这事,必须普遍」(道徳というものは、普遍的でなければならない)です。 「道德这事,必须普遍, 人人应做,人人能行, 又于自他两利,才有存在的价值。」 これの日本語訳はこうです。 「道徳というものは、普遍的でなければならな…

今日の論語一日一章「見賢思齊焉、見不賢而内自省也」

今日の論語一日一章は、第4篇「里仁第四」の第17章「見賢思齊焉、見不賢而丙自省也」(賢を見ては斉しからんことを思ひ、不賢を見ては内に自ら省みる)です。 これの漢文原文はこうです。 「子曰、見賢思齊焉、見不賢而内自省也。」 また、これの読み下し文…

今日の箴言「无论忤逆,无论孝顺,小孩子多不愿意[诈]作」

今日の魯迅箴言は、「无论忤逆,无论孝顺,小孩子多不愿意[诈]作」(不孝者でも、孝行者でも子どもはほとんど『詐(うそ)』を嫌う)です。 「无论忤逆,无论孝顺, 小孩子多不愿意[诈]作, 听故事也不喜欢是谣言, 这是凡有稍稍留心儿童心理的都知道的。」 …

今日の論語一日一章「君子喩於義。小人喩於利。」

今日の論語一日一章は、第4篇「里仁第四」の第16章「君子喩於義。小人喩於利。」(君子は義に喩る。小人は利に喩る。)です。 これの、漢文原文はこうです。 「子曰、君子喩於義。」 また、これの読み下し文はこうなります。 「子曰く、君子は義に喩(さと…

今日の箴言「中国相传的成法,谬误很多」

今日の魯迅箴言は、「中国相传的成法,谬误很多」(中国に伝わる古いやり方には、間違いが多い)です。 「中国相传的成法,谬误很多, 一种是锢闲, 以为可以与社会隔离,不受影响。 一种是教给他恶本领, 以为如比才能在社会中生活。」 これの日本語訳はこ…

今日の論語一日一章「參乎、吾道一以貫之。」

今日の論語一日一章は、第4篇「里仁第四」の第15章「參乎、吾道一以貫之。」(参、吾が道は一以て之を貫く)です。 これの漢文原文はこうです。「子曰、參乎、吾道一以貫之。曾子曰、唯、子出。門人問曰、何謂也。曾子曰、夫子之道、忠怨而己矣。」 また、…

今日の箴言「道德这事,必须普遍」

今日の魯迅箴言は、「道德这事,必须普遍」(道徳というものは、普遍的でなければならない)です。 「道德这事,必须普遍, 人人应做, 人人能行, 又于自他两利,才有存在的价值。」 これの日本語訳はこうです。 「道徳というものは、普遍的でなければなら…

今日の箴言「要做解放子女的父母,也应预备一种能力」

今日の魯迅箴言は、「要做解放子女的父母,也应预备一种能力」(わが子を解放しようとする父母には、一種の能力が必要である)です。 「要做解放子女的父母,也应预备一种能力。 便是自己虽然已经带着过去的色采, 却不失独立的本领和精神,有广博的趣味,高…

論語一日一章「不患無位。患所以立。不患莫己知。求爲可知也。」

今日の論語一日一章は、第4篇「里仁第四」の第14章「不患無位。患所以立。不患莫己知。求爲可知也。」(位なきを患へず。立つ所以を患ふ。己を知るものなきを患へず、知らるべきを為すを求む。)です。 これの漢文原文はこうです。 「子曰、不患無位。患所…