2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

宰相代行の孔子は魯の定公を諌めて職を辞す

今日は孔子が生まれた魯という国について復習してみます。 ウィキベディアによれば、魯という国は以下のとおりです。ー魯(ろ)は、中国の王朝名・地名。地名としての魯は現在の中国山東省南部を指す。 王朝としての魯(紀元前1055年 - 紀元前249年)は、中…

家族の脊梁って何だろう

去年嫁いだ娘が3日に里帰りします。旦那は東京で仕事のようです。我が家は七年前に母が亡くなるまで七人家族でした。その後、次男が結婚して独立し、それからニューヨークの長男も一昨年結婚し、そして娘です。次男の一家は一年に一度来れればいいほうです…

今日の箴言「中国一向就少有失败的英雄」

今日の魯迅箴言は「中国一向就少有失败的英雄」(中国では一貫して失敗した英雄は少ない)です。 「中国一向就少有失败的英雄, 少有韧性的反抗, 少有敢单身鏖战的武人, 少有敢抚哭叛徒的吊客; 见胜兆则纷纷聚集, 见败兆则纷纷逃亡.」 これの日本語訳はこうで…

斉の景公、孔子の仕官を断る

「論語」の微子18篇に次の章があります。 「18-03 齊景公待孔子曰。若季氏。則吾不能。以季孟之間待之。曰。吾老矣。不能用也。孔子行。」 これの読み下し文は次の通りです。 「斉(せい)の景公(けいこう)、孔子を待つに曰く、季氏(きし)のごとくするは、われ…

文章修行のつれづれ

私は日本語の文章を鍛えるためにどうして研鑚をつめばいいのか、もがき苦しんでいます。かといって、それ自体はさほど苦にしていません。なぜなら、もの(小説)を書いて完成させたときの何ともいえない達成感にひたれるというたまらない喜びを知っているか…

今日の箴言は「中国人向来有点自大」

今日の魯迅箴言は「中国人向来有点自大」(中国人には、昔から尊大なところがある)です。 「中国人向来有点自大. -- 只可惜没有{个人的自大}, 都是{合群的爱国的自大}.」 これの日本語訳はこうです。 「中国人には、昔から尊大なところがある。 ―ただ、惜…

今日の箴言「中国的人们」

今日の魯迅箴言は「中国的人们」(中国の人々は)です。 「中国的人们, 遇见带有会使自己不安的朕兆的人物, 向来就用两样法; 将他压下去,或者将他捧起来.」 これの日本語訳はこうです。 「中国の人々は、 自分を不安にさせる兆しのある人物に出会うと、 これ…

田中慎弥「共喰い」を読む

おとといの朝、鶯が鳴いているので、目が醒めました。5時45分でした。隣の庭で鳴いているのでした。鶯は昨日も、今日も鳴きません。どうしたのでしょう。気になります。そんなことを考えながら、天気が好い今朝は二階の書斎で本を読むことにしました。そ…

中国の古代史

今日は、中国の歴史を振り返ってみます。中国の古代史では、紀元前21世紀の夏にはじまり、殷が紀元前16世紀に誕生したようです。その後、紀元前11世紀に紂王の代で殷は亡び、周の時代になったのでした。 文王の子の武王が殷を滅ぼして周を建国しました…

今日の箴言「群众」

今日の魯迅箴言は「群众」(群衆)です。 「群众, - 尤其是中国的, - 永远是戏剧的看客.」 これの日本語訳はこうです。 「群衆、 ―とくに中国の群衆は、 ―永遠に芝居の見物客なのです。」 この箴言は、まさに真実だと思います。いまの中国、とりわけ一昨年の…

今日の箴言「中国人的性情是总喜欢调和,折中的」

今日の魯迅箴言は「中国人的性情是总喜欢调和,折中的」(中国人の気質は、例外なしに妥協と折衷を好む)です。 「中国人的性情是总喜欢调和,折中的. 譬如你说,这屋子太暗,须在这里开一个窗, 大家一定不允许的. 但如果你主张拆掉屋顶, 他们就会来调和,愿意开…

君君臣臣、父父子子

「論語」の顔淵12に次の章があります。(12-11) 齊景公問政於孔子。孔子對曰。君君臣臣。父父子子。公曰。善哉。信如君不君。臣不臣。父不父。子不子。雖有粟。吾得而食諸。 この章の読み下し文は以下の通りです。 「斉(せい)の景公(けいこう)、政(まつりご…

孔子の伝記、出生から結婚まで

孔子についてもう一度、復習してみます。 まず、孔子は、広辞苑には次の通り解説されています。―こうし【孔子】 中国、春秋時代の学者・思想家。儒家の祖。名は丘。字は仲尼(チユウジ)。魯の昌平郷陬邑(スウユウ)(山東省曲阜)に出生。尭・舜・文王・武王・周…

今日の箴言「人往往憎和尚,憎尼姑」

今日の魯迅箴言は「人往往憎和尚,憎尼姑」(中国人はしばしば坊さんを嫌い、尼さんを嫌う)です。 「人往往憎和尚,憎尼姑, 憎回教徒,憎耶教徒,而不憎道士. 懂得此理者,懂得中国大半.」 これの日本語訳はこうです。 「中国人はしばしば、坊さんを嫌い、尼さん…

今日の箴言「相书上有一条说,北人南相,南人北相者贵」

今日の魯迅箴言は「相书上班有一条说,北人南相,南人北相者贵」(人相の本には、北人の南相、南方人の北相は貴いとある)です。 「相书上有一条说,北人南相,南人北相者贵. 我看这并不是妄语. 北人南相者,是厚重而又机灵, 南人北相者,不消说是机灵而又能厚重.…

今日の11時ですべて終了

今日11時におきな屋に集まって、最後の演劇鑑賞会にパイプ椅子と演幕を返却し、反省会を兼ねた昼食会をやって、すべてこの一カ月余の饗宴が終了する。あすからは文学に専念精進する。 「三内の家」と「城ヶ倉大橋」が中央の同人雑誌評でとりあげられたのを…

図書新聞の3月同人雑誌評にとりあげられる

北狄の阿木邑編集長が、図書新聞の3月号の同人雑誌評に北狄357号で発表した「城ヶ倉大橋」の評が載っていると教えてくれた。―「城ヶ倉大橋」は、友人の自殺の真相を追跡する内容。七年の歳月を短篇で仕上げるためやむを得ない面もあるだろうが、遺族の苦悩…

4月13日は北狄の合評会

北狄358号の紹介は、東奥日報の4月5日の朝刊の文化欄の記事になりました。「北の螢に魅せられて」が一番に紹介されるのは気持がいいものです。 合評会は、13日の金曜日午後6時からいつもの千成寿司本店でありました。当日の参加者は、石沢、倉谷、宰木、高…

今日の箴言「中国古人,常欲得其{全}」

今日の魯迅箴言は「中国古人,常欲得其{全}」(中国の昔の人はいつもその「全体」を手に入れたがった)です。 「中国古人,常欲得其{全}, 就是制妇女用的{鸟鸡白风丸}, 也将全鸡连毛血都收在丸药里, 方法固然可笑,主意却是不错的. 删夷枝叶的人,决定得不到花…

4月20日「無援の抒情詩人と幻のロックシンガーの一夜」

私はあと一週間、20日金曜日の夜の「佐々木英明と古川壬生のひとり芝居と詩の朗読とバラードの夕べ」本番まで稽古と舞台準備に集中することにした。 佐々木英明は高校の同級生で、高校を卒業後上京して、寺山修司に師事し、映画「書を捨て町に出よう」に主演…

詔と武の音楽の違い

「論語」の八佾03篇に次の章があります。 「03-25 子謂韶。盡美矣。又盡善也。謂武。盡美矣。未盡善也。」 これの読み下し文は次の通りです。 「子、韶(しょう)を謂う。美を尽(つく)し、また善を尽せり。武(ぶ)を謂う。美を尽せり、いまだ善を尽(つく)さず。…

今日の箴言「外国用火药制造子弹敌,中国却用它做爆竹敬神」

今日の魯迅箴言は「外国用火药制造子弹御敌,」(外国は火薬で弾丸を造って敵に抵抗する)です。 「外国用火药制造子弹御敌,中国却用它做爆竹敬神; 外国用罗盘针航海,中国却用它看风水; 外国用雅片医病,中国却拿来当饭吃. 同是一种东西,而中外用法之不同有如…

今日の箴言「科学不但并不足以补中国文化之不足」

今日の魯迅箴言は「科学不但并不足以补中国文化之不足」(科学は中国文化の不足を補うばかりか)です。 「科学不但并不足以补中国文化之不足, 却更加证明了中国文化之高深. 风水,是合于地理学的,门阀,是合于优生学的, 炼丹,是合于化学的,放风筝,是合于卫生学…

4月10日は新たな始まり

日々、その日一日を大事におくろうと心をくだいて、朝目覚めてから夜、寝所の布団にくるまるまで、心豊かに時の移ろいに身をゆだねています。 今朝も何か新しいことが始まりそうな予感がして、7時20分におきました。

今日の箴言「成语和死古典又不同」

今日の魯迅箴言は「成语和死古典又不同」(成語は使い古された古典とも違い)です。 「成语和死古典又不同,多是不是现世相的神髓, 随手拈掇,自然使文字分外精神, 又即从抽出思绪, 既然从世相的种子出,开的也一定是世相的花.」 これの日本語訳はこうです。 「…

苛政は虎よりも猛し

『礼記』の檀弓下に「苛政(かせい)は虎(とら)よりも猛(もう)なり」との言葉があます。 不退転の覚悟とか、命がけでやる、と野田首相は言っているようですが、いまの消費税増税法案はまさに苛政の最たるものではないかと思います。 増税はしない、無駄をしな…

今日の箴言「谚语固然好像一时代一国民的意思的结晶」

今日の魯迅箴言は「谚语固然好像一时代一国民的意思的结晶」(諺は、ある時代、ある国民の意思の結晶のように見えて)です。 「谚语固然好像一时代一国民的意思的胡结晶, 但其实,却不过是一部分的人们的意思。」 これの日本語訳はこうです。 「諺は、ある…

知の知、不知の不知、こそ知なり

「論語」の為政02篇の17章に次のような句がある。 「02-17 子曰。由。誨女知之乎。知之爲知之。不知爲不知。是知也。」 これの読み下し文は、こうなる。 「子(し)曰(いわ)く、由(ゆう)、女(なんじ)に之(これ)を知(し)ることを誨(おし)えんか。之(これ)を知(…

今日の箴言「风雅的定律」

今日の魯迅箴言は「风雅的定律」(風雅の法則)です。 「风雅的定律, 一个离开(本色),是就要(俗)的. 不识字人不算俗; 他要掉文,又掉不对,就俗; 富豪儿郎也不算俗, 他要做诗,又做不好,就俗了.」 これの日本語訳はこうです。 「風雅の法則によると、 人は『本…

遙55号に載せた『女房の家出』

3月31日の東奥日報の朝刊の文化欄に遙55号の紹介記事が載った。しかし、紹介は「笹田隆志の創作」とあるだけで、題名も内容についても記述はいっさいなし。唯一、小説はこれだけなのだから、せめて『女房の家出』と書いてくれてもよさそうだと思うのだが…