2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

1月31日、新海苔の一帖づつを土産哉

1月31日、今日で1月も終わりです。明日から2月です。早いもので、プロ野球のキャンプインも始まります。 のり【海苔】 ①紅藻または緑藻などのうち、水中の岩石に着生し、苔(コケ)状をなすものの総称。特にアサクサノリ。近世以降、(ヒビ)を用いて養殖。>季…

1月30日、鯨つく漁父ともならで坊主哉

1月30日、土曜日です。ゆったりとした気持で朝起きることができました。昨日29日は、八戸からの戻り、市民の会の蓮心寺に向かう途中、東奥文芸の締切に気付きました。慌ててコンビニでハガキを買い、例会のあいだに2句どうにかつくり、走って柳町角のポ…

1月29日、襟巻に顔包みたる車上かな

昨日から、3月11日の核燃裁判の原子力防災に関する準備書面の準備に取り掛かっていました。24日につついて徹夜かと思いましたが、5時半にダウンしてしまいました。今日はその核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団の事務局会議です。昼に新幹線で八戸へいき、バ…

1月28日、みとりする人は皆寝て寒さ哉

1月も今日で28日、あっという間の一週間でした。21日、22日と二日続けて東京まで新幹線に乗り、23日は仙台で会議、24日は徹夜で資料作り、25日はセミナー、26日と27日は札幌でヒアリングと講習会といった具合で、疲れがたまってしましまし…

1月27日、並べけり火燵の上の小人形

1月27日、朝6時に起きて、7時からの朝食はホテルのバイキングでした。たっぷり食べることができました。部屋もダブルサイズの広さで、きれいな調度品がそろっていました。9時に田村さんとホテルを出て、北海道グリーンファンドのエコ講座に参加するた…

1月26日、寒垢離や信心堅き弟子大工

1月26日、今日は2年ぶりぐらいで、札幌に来ています。すすきのホテルです。 かん‐ごり【寒垢離】 寒中に社寺に詣で冷水を身に浴びて神仏に祈願すること。町の家々を巡り水を浴びる行をもいう。>季・冬>。「―や上の町まで来りけり」(蕪村) 今日の魯迅箴言…

1月25日、水に映る火事は堀端通り哉

日課がたまってしまいました。今日からまた正常な日常生活にもどります。25日午後6時からの「コミュニティパワー普及セミナー」には市役所関係者をはじめ、約20人が参加してくれました。徹夜して、48ページのパワーポイントを20分で報告するのはとても…

1月24日、小説の趣向つづまらぬ火鉢哉

21日の朝一番で東京へ行き、日帰りで夜の11時に家に帰りつき、翌22日は昼の新幹線でまた東京へ行き、その日は日本橋人形町のホテルにとまり、23日朝に東京駅から新幹線で仙台に降り、その日の4時少し前に青森行きの新幹線にのり、6時には青森へ戻…

1月23日、冬の夜やいり物くふて詩会あり

1月23日、雪のない東京で朝を迎えました。東京から仙台で途中下車し、青森に戻りました。実感しました。青森は雪、良くても悪くても雪のまちということです。 いり‐もの【炒物・煎物・熬物】 ①肉類・野菜などを鍋の中で炒って水分を去り、または油でいた…

1月22日、寒声は宝生流の謡かな

今日は1月22日、金曜日です。昨日は大変でした。新青森駅の南口にとめて車が雪に埋まってしまい、鍵が開きません。しかたなく、あきらめて帰ろうとしたら、二つ隣のおなじプリウスが自分の車だったのです。こんなこともあるのです。30分の奮闘の結果、よう…

1月21日、いくたびも雪の深さを尋ねけり

1月21日、東京へ行き、午前中は六本木、午後は中野、夕方は東京駅をあちこち歩きました。六本木一丁目のアーク八木ヒルズビルに日本国憲法起草地の碑が立っていました。新電力PPSのある会社のビルの一角で日本国憲法が連合国側と日本の外務省で練られて…

1月20日、鼻垂れの子が売れ残る寒哉

1月20日、水曜日です。今月もあと10日あまりとなりました。忙しい日々が続くなか、小説も書き続けています。毎日が充実し、食もうまく、川柳もだいぶコツをつかめるようになりました。あとは、いい小説が書ければいうことなしです。 今日の魯迅箴言36…

1月19日、冬籠あるじ寐ながら人に逢ふ

1月19日、火曜日です。旧暦では12月10日です。18日が土用、21日が大寒です。暦の上ではあと2日で寒さも峠を越しますが、果たして今年はどうなるのでしょう。 表題の句の季語は冬籠です。 ふゆ‐ごもり【冬籠り】 ①<名>ふゆごもること。冬の間、人…

1月18日、年玉を並べて置くや枕もと

1月18日です。一月に入って三度目の月曜日です。東京や関東は朝から雪が降り、大荒れの天気です。青森は日中は霙が降り、道路はげちゃげちゃになりましたが、夜にはそれが凍り、いまは吹雪となっています。今夜から明後日にかけて大雪の予想です。 今日の魯…

1月16日、うそのような十六日桜咲きにけり

1月16日、土曜日です。正岡子規の父、隼太は、明治5年、子規が6歳の年の40歳で病死しています。毎日、1升飲むほどの大酒飲みだったようです。 今日の魯迅箴言365日は、箴言189です。 中国人不但”不为戎首”,”不为祸始”,甚至于”不为福先”。所…

1月15日、新年や鶯鳴いてほととぎす

1月15日金曜日です。1897年(明治30年)の1月15日、正岡子規を中心にした俳誌「ホトトギス」が松山で柳原極堂によって創刊されています。いまから119年前のことです。その日に詠んだ子規の句です。 今日の魯迅箴言365日は、箴言188です…

1月14日、箕笠を蓬莱にして草の庵

1月14日、木曜日です。今日は旗開きが6時からあり、6時半から水陽会があります。4時半から、参議院選挙の選対発足式もあるようです。挨拶だけ聞いて、水陽会にでるつもりです。午後から自治体政策の会議があり、午前は事務所で、25日の説明書づくり…

1月12日、万歳は今も烏帽子そ都鳥

1月12日、火曜日です。2016年も松の内があけ、今日からが平常の新しい年の仕事が始まる感じがします。 恥ずかしい話だが、万歳のことをよく知りまえんでした。 まん‐ざい【万歳】 ①よろずよ。万年。まんぜい。神楽歌、千歳法「―、―、―や」 ②年の始め…

1月11日、口紅や四十の顔も松の内

1月11日です。昨日は成人式がありました。今日は成人の日の祝日です。66歳にもなってまだ勉強を続けている自分が情けなくなることもありますが、とにかく小説を書き、そして勉強を続けること以外にいまの自分にはすることがありません まつ‐の‐うち【松…

1月10日、あつらえの扇出来たり謡初

1月10日、正岡子規は明治26年の冬、根岸の家で二三人で謡の稽古を始めたようです。子規は声が低く、一番下手だったようです。それでも子規文庫には謡本が全部そろっていたようで、子規はこれを読破していて、能狂言のことはよく知っていたようです。落…

1月9日、正月の人あつまりし落語かな

1月9日、土曜日です。朝7時ですが、まだ外は明るくなっていません。正岡子規は学生時代、毎週土曜日には寄席に通っていたようです。熱心に落語を聞いていたようで、落語家の巧拙によって番付をつけたり、落語を哲学的に論じていたようです。夏目漱石と親…

1月8日、正月や橙投げる屋敷町

1月8日、金曜日です。今朝から雪はやんでいたのですが、夜になりどんどんと降ってきました。9時半少し前に車で家を出て、新町の事務所へ着いたのは9時45分でした。それから、なんだかんだと仕事をして、9月と11月の出張の報告書をでかして事務所を…

1月7日、寒けれど冨士見る旅は羨まし

1月7日、木曜日です。川柳教室に今年も通うことにし、「根」2句投句しました。なかなか句づくりもむずかしいものです。夜中に起き、今朝がたまで、辰巳芳子さんの映画「命のスープ」の言葉おこしをやっていました。やっと半分が終わったところですが、随…

1月6日、長病の今年も参る雑煮かな

1月6日、水曜日です。今日から、奏海の庵で「映画八甲田山の藤巻健二さんスチール写真展」です。10時半に奏海に到着しましたが、東京から夜行バスでやってきて女性に次ぐ、2番目の観客となりました。会場には今村、相馬、畠山の三人が立ち会っていまし…

1月5日、鶯の宿に投げ込む名札かな

1月5日、朝から吹雪いています。三男が朝に来て、車を置いて、走って職場に出かけていきました。7日の検診を14日に一週間、延ばしてもらいました。今日から節食します。年末年始、暴飲暴食のつけが回ってきました。 今日の魯迅箴言365日は、箴言17…

1月4日、新宅に掛くる釘なし初暦

1月4日、仕事始めの月曜日です。今日から皆仕事に出かけているのに、こちらは小説家になるべく身辺整理にとりかかっていて、書斎にこもって徹夜した関係で、朝に床に入ったことで、起きたのは午後2時過ぎでした。 小説家になるために自らに課した日課をき…

1月3日、蒲団から首出せば年の明けて居る

1月3日、日曜日です。平成28年、2016年は乙申ですが、120年前の明治29年、1896年も乙申です。さて乙申の今年はどんな年になるのでしょうか。 正岡子規は、8歳の新年に祖父の大原観山の家塾へ参加し、10歳で髷を落とした。 16歳で上京…

1月2日、遣羽子の吹かれて風に斜なり

2015年(平成27年)は乙未で、今年2016年は乙申である。 やり‐はご【遣羽子】 二人以上で一つの羽子をついてやりとりすること。おいばね。遣羽根。 か‐じゅく【家塾】 個人の経営する塾。私塾。 まげ【髷】 髪を頂につかね、髻(モトドリ)を結った上部…

1月1日、元日や枯菊残る庭のさき

2016年元旦。あたらしい年にふさわしいように、子規歳時は終わりましたが、魯迅箴言365日と論語一日一章は続けることにします。 今年は小説家たるべく精進をしたいと思います。諸先輩から励ましのメールや賀状をいただき心を新たにしているところです…