2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧
今日の魯迅箴言は「无穷的远方,无数的人们」(無窮の彼方、無数の人々)です。 「无穷的远方,无数的人们,都和我有关。 我存在着,我在生活,我将生活下去, 我开始觉得自己更切实了,...」 これの日本語訳はこうです。 「無窮の彼方、無数の人々―すべてが…
今日の論語一日一章は学而第一の第6章「弟子入則孝」です。 これの漢文原文はこうです。 「子曰、弟子入則孝。 出則弟。 謹而信。 汎愛衆而親仁。 行而有餘力、即以學文。」 これの読み下し文はこうです。 「子曰く、弟子、入りては則ち孝に、出でては則ち…
今日の魯迅箴言は「天下本无所谓闲事」(世間にはいわゆる閑事(どうでもいいこと)など存在しない)です。 「天下本无所谓闲事, 只因为没有这许多遍管的精神和力量, 于己于人是不是便只好比抓一点来管, 为什么独抓这一点呢? 自然是最和自己相关的,,,…
今日の論語の一日一章は第1篇・学而第一の第5章「道千乗之國」である。 これの漢字原文はこうなっています。 「子曰、道千乗之國、敬事而信。 節用而愛人。 使民以時。」 これの読み下し文はこうなります。 「子曰く、千乗の国を道(おさ)むるに、事を敬…
毎日、論語を読み、魯迅箴言を熟読する勉強を続けています。中国語の勉強と中国文学の研鑽を通じて、私の文学の修業のつもりで続けています。 今日の論語は第1篇「学而第一」の第4章「吾日三省吾身」です。 これの漢文原文はこうです。 「會子曰、吾日三省…
今日の魯迅箴言は「世界竟是这么广大,而又这么狭窄」(世界はこんなにも広く、しかもまた、こんなにも狭い)です。 「世界竟是这么广大,而又这么狭窄, 穷人是这么相爱,而又不得相爱, 暮年是这么孤寂,而又不安于孤寂。」 これの日本語訳はこうです。 「…
今日の魯迅箴言は、「只要是地位,尤其是利害一不相同,则两国之间不消说」(地位、ことに利害さえ違えば国と国との間はいうまでもなく)です。 「只要是地位,尤其是利害一不相同,则两国之间不消说, 就是同国的人们之间,也不容易互相了解的。」 これの日…
今日の論語は、第1篇「学而第一」の第三章「巧言令色鮮し仁」です。 これの漢文原文はこうです。 「子曰、巧言令色、鮮牟仁」 これの読み下し文はこうです。 「子曰く、巧言令色鮮(すくな)し仁。」 簡体であらわすと本文はこうです。 「巧言令色(qiao ya…
今日の魯迅箴言は、「同是人类,本来决不至于不能互相了解」(ともに人類、理解し合えないはずはない)です。 「同是人类,本来不至于不能互相了解, 但时代国土习惯成见,都能够遮蔽人的心思, 所以往往不能镜一般明,照见别人的心了。」 これの日本語訳は…
今日の魯迅箴言は、「地球上不只一个世界」(地球上の世界は一つではない)です。 「地球上不只一个世界, 实际上的不同,比人们空想中的阴阳两界还利害。 这一世界中人,会轻蔑,憎恶,压迫,恐怖,杀戮 别一世界中人, 」 これの日本語訳はこうです。 「地…
今日の論語一日一章は学而第一篇の第二章「有子行曰、其爲人孝弟」です。 第二章の漢文はこうです。 「有子曰、其爲人孝弟、而好犯上者、鮮矣。 不好犯上、而好作亂者、未之有也。 君子務本。本立而道生。孝弟也者、其爲仁之本興。」 これの読み下し文はこう…
今日の魯迅箴言は「世界决不和我同死」(世界が私とともに滅びることはあり得ない)です。 「世界决不和我同死,希望是在于将来的。」 これの日本語訳はこうです。 「世界が私とともに滅びることはあり得ず、希望は将来に在る。」 ここで重要な単語は以下の…
論語(20篇)の最初の篇は、学而第一である。 この章は、学而篇(16章)の第一章のことである。 原文はこうである。「子日,学而时习之,不亦说乎。 有朋自爱远方来,不亦乐乎。 人不知而不愠,不亦君子乎。」 これの読み下し文はこうである。「子曰く、…
今日の魯迅箴言は、「死者倘不埋在活人的心中」(死者がもし、活きた者の心に埋葬されなかったなら)です。 「死者倘不埋在活人的心中, 那就真真死掉了。」 これの日本語訳はこうです。 「死者がもし、活きた者の心に埋葬されなかったなら、 そのときこそ真…
北狄360号に「風の岬にとり遺されて」(87枚)を書いた。3・11原発大震災にかかわる作品を書いたつもりだ。すこしでも多くの人に読んでもらいたいものだと思う。 遙57号(60号で終刊予定)に書いた「ナリタブライアンはもういない」(57枚)も一生懸命書いた…
今日の魯迅箴言は、「普遍,永久,完全」(普遍、永久、完全)です。 「普遍,永久,完全, 这三件宝贝,自然是了不得的, 不过也是作家的棺材钉, 会将他钉死。」 これの日本語訳はこうです。 「普遍、永久、完全、 この三種の宝は、むろん得がたいものでは…
北狄360号の「風の岬にとり遺されて」の二校が終わりました。30頁、87枚の作品です。久しぶりに充実した二カ月間でした。この作品が同人誌の巻末に掲載され、刷り上るのは10月の初旬になるでしょう。合評会は10月19日の金曜日午後6時だと思います。いまから…
今日の魯迅箴言は、「我总以为惝要论文,最好是顾及全篇」(私はいつも文を論じるとき、最もいいのは全篇に目を通すこと)です。 「我总以为惝论文,最好是顾及全篇, 并且顾及作者的全人,以及他所处的社会状态, 这才较为确凿。 要不然,是很容易近乎说梦…
北狄360号の二校が届きました。30頁原稿用紙換算で87枚の小説を初校で50か所余りも訂正削除しました。遙57号の原稿「ナリタブライアンはもういない」も22頁原稿用紙57枚でした。6月から8月いっぱいまでかけてこの二作であわせて144枚書いたことになります…
泰山に登ったあと私たちは麓の泰安市からバスで孔子の故郷曲阜に向かった。夕闇の中、6時半に城壁に取り囲まれた小さな町の曲阜市に着いた。孔子廟、孔子府などの所謂世界遺産の三孔などのある城壁の中には三階建て以上の大きな建物は建てられないことにな…
今日の魯迅箴言は「凡对于时弊的攻击,文字须与时弊同时灭亡」(およそ時弊の攻撃においては、文章は時弊とともに滅びるものだ)です。 「凡对于时弊的攻击,文字须与时弊同时灭亡, 因为这正如白血轮之酿成疮疖一般, 倘非自身也被排除,则当它的生命的存留…
今日の魯迅箴言は「假使世界上真有天才」(もしもこの世界に真に天才がいるとしたら)です。 「假使世界上真有天才, 那么,谩骂的批评,于他是有损的, 能骂退他的作品,使他不成其为作家。 然而所谓谩骂的批评,于庸才是有益的, 能保持其为作家,不过据说…
8月26日に山東省泰安市のそばの世界遺産の泰山に登りました。山の麓の駅から登山バスで中腹まで行き、そこからゴンドラでさらに登り、1,300メートルまであがります。そこから石段を上って、1,545メートルの頂上を目指すのです。濃霧と風雨のなか、ビニル…
今日の魯迅箴言は「悲剧将人生的有价值的东西毁灭给人看」(悲劇は人生の価値ある物を破壊してみせ)です。 「悲剧将人生的有价值的东西毁灭给人看, 喜剧将那无价值的撕破给人看, 讥讽又不过是喜剧的变简的一支流, 但悲壮滑稽,却都是十景病的破坏, 因为…
詩人の津秋俊平さんから同人誌「裸木」が送られてきました。津秋さんのシルクロードの残日の詩が載っていました。いい詩だと思いました。わかりやすくて、感動の浪がつたわってきました。砂漠に落ちる夕日の素晴らしさは見た人でないとわからないでしょう。 …
今日の魯迅箴言は、「人说,讽刺和冷嘲只隔一张纸」(人は風刺と冷嘲は紙一重だという)です。 「人说,讽刺和冷嘲只隔一张纸, 我以为有趣和肉麻也一样。」 これの日本語訳はこうです。 「人は風刺と冷嘲は紙一重だというが、 麗しさと厭味もまた、紙一重で…
魯迅は創作には孤独に向き合うことが大切だといっています。 ニューヨークの孫が里帰りで6日間家にいたことになる。今日帰るのだが、昨夜からとても孫がかえった後の寂寥感におびえて、とても辛かった。それで、何もしないで、夕食後すぐに寝てしまった。 …
遅れていた遙の「ナリタブライアンはもういない」の校正をとりに金澤先生の事務所に行った。 さっそく、他の人の校正を終え、そのあとすぐに自分が書いた「ナリタブライアンはもういない」の校正にとりかかった。1回目で30カ所の校正個所をみつけた。もう…
今日の魯迅箴言は、「如果貌似讽刺的作品」(もし、風刺の貌をもった作品に、これっぽっちの善意も、情熱もなく)です。 「如果貌似讽刺的作品, 而毫无善意,也毫无热情, 一无足取,也一无可为, 那就并非讽刺了,这便是所谓[冷嘲]。」 これの日本語訳はこ…
今日の魯迅箴言は「[白描]却并没有秘诀」(「白描」にまったく秘訣はない)です。 「[白描]却并没有秘诀。 如果要说有,也不过是和障眼法反一调, 有真意,去粉饰,少做作,勿卖弄而己。」 これの日本語訳はこうです。 「『白描』にまったく秘訣はない。 あ…