8月9日、旅人の歌上がりゆく若葉哉

 青森市は2040年には人口が19万人に減ると予測されています。現在の青森市は、中世の北畠氏の居城だった浪岡を西端とし、東は奥羽街道の本陣温泉だった浅虫温泉をもち、十和田湖へ通ずる奥入瀬渓流と八甲田の麓に位置している。なんといっても青函連絡船に代表される本州と北海道を陸奥湾でつなぐ海路の拠点でもある。
 災害の少ない、住みやすいまちである。空気もおいしいし、酒も肴もたっぷりある。棲んで申し分がない。四季がはっきりしていて、夏も冷房なしでも十分やっていけるのだ。立秋をすぎ、まだ残暑はきびしいが、今朝の風はほんとうに涼しい。冬の雪さえしのげれば、こんな好い所はないはずだ。