8月24日、蜩や几を圧す椎の影


 8月24日、七和未来塾の2回目です。五所川原市の七和地区が消滅しないように何かをやろうと3千人弱の6つの集落が薪を使って地域バイオマスエネルギー循環、米の生産販売で地域経済循環、医療・福祉・農業の連携による地方創生によって、集落の再生とイキイキと元気なむらづくり進めようという試みです。豊かな自然と地域のつながりを重視したたすけあいの村づくりには、移住者をふくめた若者が定着するためのモデル事業をやろうとしているのです。
 今日のゲストスピーカーは愛知県豊田市の旭地域に移住して地域に徹底して関わっている若者で、彼のほのぼのとした話を聞いて、大学を出て、大企業に就職しなくても、こんな風にのびのびと楽しげに自分の生まれ故郷でない土地で生活できるのが羨ましくもありました。彼は妻と3人の子の5人家族の頂点にたつ若き活動家でもありました。
 都会からあへて農山村へ移住して、地域の人と溶け込み、年収300万円で幸せにくらしているということでした。報酬のでるもの、でないもの50を超える団体に関与し、生活程度をあげないように、自給自足の生活に満足している青年の話によどみはなかったのです。それが印象的でした。