2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

孔子の時代

孔子が生きたのは、春秋時代(紀元前770年~403年)の頃だった。 武王を始祖として殷を滅ぼして中国を統一した周は、幽王の時代にいったん滅び、洛陽に遷都して東周となり、それまでの時代を西周というようになった。この東周からの群雄割拠の時代が春…

今日は「吾十有五而志乎學」です

中国で大学教師を経験して、最近特に考えるのは、寺子屋のような塾をやりたいということ。古川の事務所には机が三つあるので、あと二人は自由に勉強ができる。月謝はいらない。飲み物と弁当持参で、語学、政治、経済、法律、歴史、文学、自然科学、数学なん…

今日の箴言はすこし難しい

今日の箴言は、少し難しい。 「对手如凶曾时就如凶兽, 对手如羊时就如羊! 那么,无论什么魔鬼, 就都只能回到他自己的地狱里去。」 「相手が猛獣のようなら、猛獣のように、 相手が羊のようなら羊のように振る舞うのだ! そうすれば、いかなる魔鬼(まもの)も…

竹馬の友、刎頸の交わり

幼友達のことを竹馬の友という。お互いよく相手のことを知り、呼吸があっていることを阿吽の呼吸という。命がけで相手のために尽くす関係のことを刎頸の交わりともいう。 竹馬の友はいる。竹馬も実際やった。長靴に履いて雪スケートもやったし、下駄スケート…

「渓谷に死す」を書き上げました

ここ数年、正月20日までに10枚小説を書いています。今年も4日から書き始めて、つい先ほど推敲もすませて完成させました。 「城ヶ倉大橋」の続編のような小説で、比較的よく書けたような気がしています。 北狄や遙に書くときは、どうしても締切直前に書くた…

今日の箴言は「闘争」です

今日の魯迅箴言は「闘争」についてです。 「斗争呢,我倒以为是对的. 人被压迫了,为什么不斗争?」 この文章の日本語訳は以下の通りです。 「闘争は、むしろ正しいと思います。 抑圧されて、どうして戦わないのですか?」 この箴言は『三閑集』におさめられた…

魯迅の「故郷」から、その2

今日は、魯迅の「故郷」の続きを紹介する。 ― 私はこんどは故郷に別れを告げに来たのである。私たち一族が集まって住んでいる老屋は、すでに一族の協議で他家に売ってしまった。明け渡しの期限は、今年いっぱいである。どうしても元日以前に、、住みなれた老…

2012 年の初めは「為政以徳」から

2012年もほとんど何もしないうちに4日が過ぎた。そろそろ眠りから醒めてこの国が滅びることがないようにしっかり事象をみきわめ、人や民族について、「軽蔑・憎悪・抑圧・恐怖」したりしないようにしなければならない。 これらが、すべての諍い・抗争・紛争…

北狄の合評会は12日

北狄357号の合評会は、12日午後6時から青森市堤町の千成寿司本店で行われます。 私の「城ヶ倉大橋」については、たくさんの方から思い思いのご批評をいただいた。作中の氏名に誤記があったのと、必要以上に人名が文中に多いとの正しい指摘を受けました。後…

今日から2012年魯迅箴言開始です

今日、1月4日から2012年の私の魯迅箴言日記の開始です。 1月4日の魯迅箴言は、 「无窮的遠方、无数的人僴、都和我有関。 我存在着、我在生活、我将生活下去、 我開始覚得自己更切実了、・・・」 日本語に訳すとこうです。 「無窮の彼方、無数の人々―…