魯迅箴言日記 2025/01/03 「世界はこんなにも広い、しかもまた、こんなにも狭い」(365-3)(130-5)

 今日は1月3日、金曜日、年始の休日、11時に成田先生と新年会です。今日も雪ですがいまは止んでいます。屋根に1メートル以上の雪が積もっています。今日も日課の後、部屋の整理です。車は車庫に眠ったままです。あとでエンジンをかけてみます。

 今日の魯迅箴言は、「世界はこんなにも広い、しかもまた、こんなにも狭い(集外集)」(365-3)(130-5)です。

 世界竟是这么广大,

    而又这么狭窄;

    穷人是这么相爱,

    而又不得相爱,

    暮年是这么孤寂,

    而又不安于孤寂。

 世界はこんなにも広い。

 しかもまた、こんなにも狭い。

 貧しい人々はこんなにも愛し合いながら、

 しかもまた愛し合えずにいる。

 晩年はこんなにも孤独でありながら、

 孤独には安んじられないでいる。

 今日の子規歳時は、「蒲団から首出せば年の明け」(明治30年、1897年)です。

 子規は明治17年初めて東京で正月を迎えた。18年は猿楽町の下宿屋で、19年は下宿料が払えず、大晦日に逃げ出している。

 今年はと思ふことなきにしもあらず(1896年、明治29年

 子規も30歳を前に自立の志を詠んでいるのです。私は75歳にして而立する。