今日の魯迅「阿Q正伝」日記 第2章優勝記略 第17段落

 今日は7月9日火曜日です。朝は曇りでしたが、10時過ぎに雨となりました。いまの円相場は1ドル101円です。円安で輸入ものが値上がりし、物価高がつづいています。これでも安倍で日本経済はよくなっているというのでしょうか。国民の生活は、政治感覚とはかけはなれているように思います。サイレントマジョリティとは一体なんなのでしょうか。
 
 さて、今日の魯迅阿Q正伝」日記は、第2章優勝記略の第17段落目です。
 
 17
 誰と誰がなんで殴り合いを始めたのか、わからなかった。どなる声、殴り合う音、足音、頭がしばらく混乱してしまった。彼がやっと起き上がると、賭場はなくなり、人影もなくなっていた。身体のあちこちが痛むような気がするところをみると、やはり多少拳骨や足蹴をくらったらしい、数人の人が不思議そうに彼を見ていた。彼はおかしいなと思いながら土地廟にもどり、われに返ってみると、あの、山と積んだ銀貨がなくなっていた。祭りに立つ賭場はほとんどが村の者ではないから、どこで聞いても素性がわかるはずもなかった。
 
  他不知道谁和谁为什么打起来了,骂声打声脚步声,昏头昏脑的一大阵,他才爬起来,赌摊不见了,人们也不见了,身上有几处很似乎有些痛,似乎也挨了几拳几脚似的,几个人诧异的对他看。他如有所失的走进土谷祠,定一定神,知道他的一堆洋钱不见了。赶赛会的赌摊多不是本人,还到那里去寻根柢呢?
 
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