昨日と今日は事務所で「氷の都」を書く

 3月となり、漸く、小説を書こうという気になった。そこで、昨日も今日も、事務所でも、家に帰ってからも、2階の書斎と仏間に続く炬燵の間で、少しずつ書き始めている。1月20日に10枚書きあげてから何も書けなかった。いま、その小品を書きなおしているのだ。考えてみれば、この40日あまり何も書いていなかったことになる。ただパソコンで遊んでいただけだった。
 1月の下旬に大阪と東京へ遊びに行き、2月には仙台、そして横浜と東京に出かけた。旅をすれば、必ずと言っていいほど疲れて帰った。飲みすぎ、食べすぎで、体調をこわすからだ。
 2月の28日、妙に身体が熱くなるのを感じた。いつまでもこうしていられないと思った。そしたら、何か楽になった。そして、原稿用紙に向かう気力がわいてきた。10枚の小説が20枚になった。もう少し、書けそうな気がしてきた。夕食をすますとすぐ眠くなったのになぜか、この三日ほど眠くない。しかも、翌日のことを気にしなくていいのが、何とも気分がいい。
 明日は3月3日節分だ。今日は吹雪だったが、明日からは気持ちの上ではすっかり春のつもりだ。この勢いで、少しだけ頑張ってみるつもりだ。