佐高信「安倍政権10の大罪」を読む

 今年の1月に発行された「安倍政権の10の大罪」を読んだ。表題はその第1章である。
 安倍政権の10の大罪は、以下の通りであるが、はたして日本は破滅に追い込まれるのだろうか、そうならないようにしたいものだ。
 1、アベノミクスというニセ札の発行。
 2、消費税増税法人税減税というアベコベ
 3、“安倍の秘密を守る法”の強行採決
 4、御用作家らによるNHK支配
 5、アメリカに屈服してTPP参加
 6、屈辱の「主権回復の日」を祝う“琉球処分
 7、オリンピック参加のための“福島処分”
 8、朝鮮学校の「無償化」を拒む罪
 10、壊れたブレーキの公明党を共犯者に
 番外の特別大罪・・・靖国神社参拝
 このほか佐高信は、第2章で猪瀬直樹ら11人のタレント・文化人を筆刀両断し、第3章で竹中平蔵ら6人を呆れた人物列伝としている。佐高の舌鋒はとどまるところを知らず、第4章で政経外科を施し、第5章に抵抗人名録と続く。そして、第6章が思郷通信であり、第7章の筆刀直評日記で終わる。
 この本を読むと、怒りとともに胸がすっきりするから不思議だ。