魯迅箴言日記 2024/01/03 今年はと思ふことなきにしもあらず(明治29年、1896年)

 今日は1月3日、火曜日です。Ⅰ日は能登の大地震、昨日は日航機衝突事故、二日連続で重大事故が続きました。今日も朝からそのニュースで大騒ぎです。防災対策がこれほど重大になってきているにもかかわらず、政府の対応は、とくに地震災害では後手後手に回っている感じです。昨日今日と箱根駅伝を見ながら、ニュースに耳をかたむけて二日を過ごしました。

 今日の子規歳時は、「今年はと思ふことなきにしもあらず(明治29年、1896年)」です。「今年はと思ふこと」とは、一年間温めては捨て続けてきた志のことでしょう。

 今日の魯迅箴言は、箴言365-3「世界はこんなにも広い」です。

 世界竟是这么广大,而又这么狭窄; 穷人是这么相爱,而又不得相爱; 暮年是这么孤寂,而又不安于孤寂。

 世界はこんなにも広い。しかもまた、こんなにも狭い。

 貧しい人々は、こんなにも愛し合いながら、しかもまた愛し合えずにいる。

 晩年はこんなにも孤独でありながら、孤独には安んじられない。