年末年始は年賀状書きと映画三昧

 暮れにむつ市の友人から映画のCDが送られてきた。今年は、お袋が死んで10年、思い立って、10年前香典をもらった人にも年賀状を書いた。500枚を超えて出したのは、生まれて初めてだった。年賀状を出す、年賀状を受け取り、一枚一枚それを読むのは、何とも気持が穏やかになって、気分がいいことだ。みな、社会や政治に対しては厳しいが、個人に対しては優しいからだ。
 年末年始の挨拶や、年末の忘年会のあと、年賀状書きと賀状読みとチェックの合い間に映画を観ている。「許されざる者」、「あなたへ」、「東京家族」、「北のカナリアたち」、「タニタの社員食堂」それに「舟を編む」である。どれもみな良い映画だった。
 そんなわけで、新しい小説や「魯迅箴言日記」は進まない。困ったものだが、それも仕方ないと諦めている。明日は6日、定期受診の日だ。そして、NY行きの前日の旅行準備の最終チェックだ。私は一週間だけだが、女房は一カ月も家を空けるのだから、大騒動であるのは間違いがない。