「世界決不和同死、希望在于将来的。」
「世界が私とともに滅ぶことはあり得ず、希望は将来に在る。」
たしかに世界が私とともに滅ぶことはあり得ないかもしれないが、私が世界とともに滅ぶことはあり得る。
３・１１福島第一原発事故から９カ月たち、1号機から４号機まで水素爆発を起こし、1号機から３号機までは原子炉の核燃料がメルドダウンからメルトスルーして格納容器すら突き破っているのではないかと言われている。15万人がいまなお避難しており、いつになったら避難解除になるのか見通しはたっていない。
原子力エネルギーの危険性、核物質のエネルギーの危険性についての認識の乏しさが、悲惨な事故をもたらし、結果として福島を、日本を滅ぼしかねない事態となっている。それが、私が福島、日本とともに滅ぶのではないか、との懸念が私をとらえる。それでも、私に希望があるといえるのだろうか。
