青森は大雪、仙台は好天気

 昨日は、忘年会が二つ。新米持参で専業農家の親戚が年納めの挨拶に来訪。話題はいずれも、3・11大震災と原発事故と近頃の生活実態。原発事故のメルトダウンによる水素爆発が陸海空へ甚大・膨大・莫大な放射能汚染と15万人の避難者をもたらした。日本経済が破綻しつつある現在、しのびよる地方の疲弊。首切り、リストラ、再就職不能、失業、正規・非正規労働者の賃金減少、若年労働者の就職難、新卒者(高卒・大卒)の雇用不安、等々。
 皆、怒っている。でも、その怒りをどこに向けたらいいのか。ギリギリのところで自分の生活を優先させ、家族で肩を寄せ合って我慢しているのだ。だから、愚痴は言わず、冷静に皆、生活を切り詰め、無駄を廃している。穏やかな笑い、優しい眼差しで、時間も忘れて飲んで話した。
 今朝起きたら、青森は大雪だった。車で新青森駅へ。西口駐車場に車を置き、8時28分の新幹線で仙台へ。10時23分に仙台に着いた。仙台は冬いまだの好天気。地下鉄に乗り、北仙台の研究会会場へ。3時10分に福島原発事故にかかわる賠償問題等の研究会が終わり、地下鉄に急ぎ、3時38分発のはやてに飛び乗る。5時19分、新青森着。駅から家までの路面は凍結、雪面は滑りやすく要注意。
 行き帰りの新幹線で井上靖の「孔子」を読むも、読めたのは90頁。それでも、十分満足できた日曜日だった。電車賃21200円。地下鉄400円。駐車場料金1000円。特別期間料金の切符を買えば、電車賃は18200円で済んだのに少し損した気分。