飽食だった日本

 NYの朝はあっさりしている。アパートも夜に別の住人の音楽がすこし気になる程度であとは静かだ。長男の家にはテレビがない。車もない。長男が仕事で必要なときは、レンタカーを借りるだけだという。テーブルにあるのは目覚まし付のラジオだけ。簡素そのもの。家具もほとんどホワイト。天井が高く、壁全面が白。清潔、簡明、爽快そのものだ。床は木目のフローリング。落ち着く。ソファーもテーブルも椅子も全部白なのだ。
 今朝は、玄米に納豆、味噌汁だけ。いかにシンプルかがわかる。それに青汁とコーヒーと水。健康的このうえない。これで、減肥作戦成功間違いなし。この3日で、肉は昨日のピクニックのサンドにはさんだ生ハム二枚のみ。それでも不思議におなかはすかない。逆だ。満腹感すらある。