今日の箴言「我总以为惝要论文,最好是顾及全篇」

 今日の魯迅箴言は、「我总以为惝要论文,最好是顾及全篇」(文を論ぞる時、一番いいのは、全編に目を通すこと)です。
 「我总以为惝要论文,最好是顾及全篇,
  并且顾及作者的全人,以及他所处的社会状态,
  这才较为确凿。
  要不然,是很容易近乎说梦的。
 これの日本語訳はこうです。
 「私はいつも、文を論ずるとき、最もいいのは全篇に目を通すことで、
 そのうえに作者の全人格や置かれた社会状況を見まわして、
 はじめて明確になると考えている。
 さもなければ、絵空事を説くことになりかねない。」
 ここで、魯迅は文章を論ずるにあたって、最もいいのはまず全篇に目を通すことからはじめ、その上で作者の人格や作者が置かれた社会状況を見まわして、はじめて明確になるのだと言っています。
 今日の語句語彙はこうです。
 いつも;总 zong
 思う;以为 yiwei
 もしも;惝 chang
 論じる;论 lun
 文書;文wen
 最もいい;最好 zuihao
 気をあて(配)る(目を通す);顾及 quezao
 全篇;全篇 quanpian
 その上;并且 bingqie
 作者;作者 zuozhe
 全人格;全人quanpian
 および;并且 bingqie
 置かれた;他所处的 tasuochude
 社会状況;社会状态 shehui zhuangtai
 初めて;才 cai
 比較的に;较为 jiaowei
 明確になる;确凿 quezao
 さもなくば;要不然 yaoburan
 なりかねない;是很容易近乎 shihenrongyi
 絵空事;说梦的 shuomengde