4月19日に北狄60周年祝賀会

 昨日の北狄365号の合評会で、次号366号の発行に合わせ、合評会と北狄60周年祝賀会を同時に行うことをきめた。私は300号祭のときに同人に加わり、301号から作品を北狄に載せてもらっている。長春赴任のあいだに1回発表しないだけで、今回が64作目にあたるが、その「昌平のねぶた下絵」もあまり芳しい評価は得られなかった。もっとていねいに書かねばならないのだ。同人誌はへたくそな小説を自分で金をだして印刷しているのだから、仕方ないのだ。作家ではないのだから、執筆依頼などあるはずもなく、趣味でやっている程度なんだから最初から誉められることなんか期待していないが、自分には書く楽しみがある。
 北狄だって、同人の誰ひとり職業作家をめざしているわけではないので、趣味でもあり、楽しみとして書いたものを、自分でお金を出して雑誌にまとめて発行しているのだから評価なんてどうでもいいのだ。読んでもらわなくったっていい。この16年半に64作も書いたのだから、自分史としての記録であることには間違いがない。自己満足といわれようが、誰がなんと酷評しようが、関係がない。ただ、自分のために書き、自分で読むだけの雑誌、それでいいのだ。どんなに下手糞と言われようが、自分が書いた文章が活字になって残るというのはいいものだ。
 あと35号で400号、9年36号で401号だ。せめて、あと9年は頑張ろうと思う。73歳、74歳までは毎号欠かさず発表し続けたいと思う。それが私の生きた証だからだ。