路明夫君の公務災害訴訟で県が上告断念

 路君の公務災害認定が確定しました。デーリー東北の新聞記事を載せます。
青森県立中央病院(青森市)に勤務していた男性県職員の自殺が「公務外の災害」とされたのは不当だとして、男性の妻が地方公務員災害補償基金(東京都)と同基金支部長(三村申吾知事)を相手に処分取り消しを求めた訴訟で、同支部は8日、上告しないことを決めた。これにより、基金側の敗訴が確定し、男性の死は公務災害に認定されることになった。
 男性は2004年に死亡し、妻が07年に青森地裁に提訴。同地裁は昨年12月、公務外認定処分を取り消すよう判決を言い渡した。
 同基金は仙台高裁に控訴したが、今年11月24日に棄却されていた。
 上告を断念した理由について、同支部事務長で県人事課の山本馨課長は取材に対し「最高裁では事実関係を争えない。ご遺族の気持ちもあるので決着を付けるべきと判断した」と述べた。
 同支部は男性の公務災害認定に向けて、9日から書類作成などの手続きに入るという。」