昨夜、北狄の同人で359号にも健筆をふるっていた大先輩の石沢武さんが亡くなった。朝に、娘さんから電話があり、心筋梗塞と腎不全で危篤状態なので、会いにきてほしいと連絡を受けた。急いで体を洗い、着替えをして県病の8階の病室をたずねた。
下の娘さんに付き添われて、石沢先輩は私の見舞いに気づいたのか、力弱く薄目をあけ、そのまま目を閉じ、両目から一滴の涙を流した。
石沢さんの左手を握り、左肩をゆすって、何度も何度も呼びかけてみた。応答はなかったが、右手を握り返してくれてる感じがした。呼吸は荒く、ぜいぜいしていた。
看護士が来たのを機に、病室を辞した。二人の娘さんの涙はとまらなかった。そして、昨夜、7月28日、午後9時25分、静かに息をひきとったと、10時過ぎ上の娘さんから連絡があった。
石沢さんの葬儀は次のとおり。
8月1日 午前9時40分火葬(斎場)
2日 午後6時 通夜(平安閣アネックス)
3日 午前11時 葬式(同所)
午後 法事(同所)