今日の論語一日一章「我非生而知之者、好古敏以求之者也」

 今日は7月25日です。朝6時に起きましたが、雨が降っているので散歩はやめました。顔を洗い、風呂に入り、着替えをして、新聞を読み、7時前にデスクに向かっています。今日から、8月上旬の小旅行の前の準備に入ります。小旅行は、8月3日に岡山に行き、4日から広島の原水禁大会にでて、6日は大阪に泊まり、7日の午前に帰ってきます。
 岡山では岡山大学大学院へ留学中の呂謙君、大阪では秋田・東北大学時代の友人の桐谷、杉山、鈴木、小笠原の4君と会ってきます。
 今朝の円相場は1ドル100円45銭でした。このところ、99円から100円をいったりきたりしています。その点では、安定しています。

 さて、今日の論語一日一章は第7篇「述而第七」の第19章「我非生而知之者、好古敏以求之者也」(我は生まれながらにして之を知る者にあらず、古きを好みて敏にして以て之を求むる者なり)です。
 原文はこうです。
 「子曰、我非生而知之者、好古敏以求之者也。」
 これの読み下し文はこうなります。
 「子曰はく、我は生まれながらにして之を知る者にあらず、古きを好みて敏にして以て之を求むる者なり。」
 さらに、中国語簡体表記ではこうです。
 「子曰,我非生而知之者,好古敏以求之者也。
  Zǐ yuē, wǒ fēi shēng ér zhīzhī zhě, hǎo gǔ mǐn yǐ qiú zhī zhě yě。」
 ここで、この章の日本語訳はこうなります。
 「孔子が曰われた。わしは少しも学ばないで、生まれながらに事物の道理を知っている者ではない。古人の嘉言善行はみな精妙な道理の在る所であるから、古を好んで休みなく急いで道理を悟ろうと求める者である、と。」
 この章の語句・語彙の解説はこうです。
 生まれながらに知る;学習を待たないで、先天的に知ることです。
 之;ここでは、事物の道理のことをいっています。
 敏;速やかなこと。休みなく急ぐことをいいます。
 この章は、人が孔子を先天的に事物の道理を知ってるのであるというので、孔子がそうではないことを告げたものです。
 孔子は非情な天分を持っていたけれども、一方に学習を怠らなかったのであのような大聖人になったといわれています。ましては孔子ほどの天分のない者は、一日も学習を怠ってはならないと諭しています。