12月10日の2

 3 同是人类,本来决不至于不能互相了解;但时代国土习惯成见,都能够遮蔽人的心思,所以往往不能镜一般明,照见别人的心了。(ともに人類、お互いに理解し合えないはずはない。だが時代や国土、慣習や先入観が人の心を蔽い隠し、鏡に映るようにはっきりとは、他人の心が見えないことが多い。)
 4 只要是地位,尤其是利害一不相同,则两国之间不消说,就是同的人们之间,也不容易互相了解的。(地位、殊に利害さえ違えば国と国との間は云うまでもなく、同国人の間でも相互に瞭解しにくいのである。)
 5 世界竟是这么广大,而又这么狭窄;穷人是这么相爱,而又不得相爱;暮年是这么孤寂,而又不安于孤寂。(世界はこんなにも広く、こんなにも狭い。貧しい人々はこんなにも愛し合いながら、しかもまた、愛し合えずにいる。晩年はこんなにも孤独でありながら、しかもまた、孤独に安んじられない。)
 6 天下本无所谓闲事,只因为没有这多遍管的精神和力量,于是便只好抓一点来管。为什独抓这一点呢?自然是最和自己相关的,。(世間にはいわゆる閑事など存在せず、ただあれこれ首を突っ込む気力もないため、ある一つだけをつかまえて関わるのである。なぜ、その一つなのか?それが自分と、もっとも関わりが深いから・・・)