12月13日土曜日です

10 倘是子,自夸怎肥大是不妨事的,但如果是一口猪或一匹羊,肥大倒不是好兆。我不知道我自己在好像是什么了?(もし、獅子なら、どんなに太ったかを誇るのもよかろう。だが豚や羊なら、太るのはむしろよくない兆候である。我々はいま、自分たちがどちらに似ていると思っているのだろうか?)
12 卑怯的人,即使有万丈的愤火,除弱草以外,又能烧掉甚么呢? (卑怯な人間が、万丈の怒りの炎を燃え上がらせようとも、弱い民草のほかに、何を焼き払えるというのか?)
13 玩笑来应付做人,自然也是一种好战法,但触着之处,须是对手的致命伤,否则,玩笑终不过是一种单单的玩笑而已。 (揶揄、からかいで敵をあしらうのは、ひとつの有効な戦法だが、その突くところは、必ず相手の致命傷でなければならない。
14 同是不满于现状,但打破现状的手段却大不同;一是革新,一是复古。 (同じく現状に不満でも、現状打破の手段は大いに異なる。ひとつは革新、ひとつは復古。)
15 曾经阔气的要复古,正在阔气的要保持现状,未曾阔气的要革新。大抵如是。大抵! (かつて勢力があった者は復古したがり、今まさに勢力がある者は現状を維持したがり、勢力がなかった者は、革新したがる。ほぼ、そんなところだ。ほぼ!)
16 回复故道的是没有的,一定有迁移;维持现状的事也没有的,一定有改变。有百利而无一害的是没有的,只可权大小。 (もとの河筋に戻ることはなく、必ずや移りゆく。現状が維持されることもなく、必ずや変わりゆく。百利あって一害なしということもなく、ただ利と大の大小が測れるだけだ。)
17 动植之间,无脊椎动物之间,都有中间物;或者简直可以说,在进化的链子上,一切都是中间物。 (動物と植物の間、あるいは脊椎動物無脊椎動物のあいだには、どちらにもその中間物が存在する。あるいは、つまりこうも言えよう、進化の鎖に連なるものすべてが中間物である、と。)
18 不满是向上的车轮,能够载着不自满的人类,向人道前进。多有不自满的人的种族,永远前进,永远有希望。多有只知责人不知反省的人的种族,祸哉祸哉! (不満は、向上の車輪である。自己に満ち足りぬ人類を載せ、人の道に向かって前進できる。自己に満ち足りぬ人の多い種族は、永遠に前進し続け、永遠に希望がある。ああ、禍ものだ。禍ものだ!)
19 有些改革者,是极爱谈改革的,但真的改革到了身边,却使他恐惧。 (改革者たちはやたらと改革を語りたがるが、真の改革が身に及ぶと、きっと怖気づくに違いない。)
20 无破坏即无新建设,大致是的;但有破坏却未必即有新建设。 (破壊なくして建設なし、とはおおむねそうだろう。だが、ぶち壊したからといって、必ず新しく建設されるとは限らない。)