2月9日、月曜日です

  今日は、2月9日、月曜日です。

 今日の子規歳時は、

 緋の蕪の三河島菜に誇って曰く (1897年、明治30年2月9日)

 2月9日の墨汁一滴によれば、「近日我貧厨をにぎはしたる諸国の名物」として全国から贈られた品々を列挙した中に、伊予のものとして柚柑・緋の蕪・絹皮ザボン・鯛の粕漬をあげています。

 今日の論語です。論語 巻第二 里仁第四 11章から15章までです。ここで、1.君子は道徳を思うが、小人は土地を思う、2.利益ばかりにもたれて行動していると怨まれることが多い、3.譲り合う心で国を治めることができたとすれば、何のむつかしいこともおこるまい、譲り合う心で国が治められないなら、礼のさだめがあってもどうしようもない、4.地位のないことを気にかけないで、地位を得るための方法をきにかけることだ、自分を認めてくれる人がいないことを気にかけないで、認められるだけのことをしようとつとめることだ、5.わが道は、忠恕のまごころだけに貫かれている、と孔子が言っているのです。
 
4-11 子曰,君子懷德,小人懷土,君子懷刑,小人懷惠,
(子曰わく、君子は徳を懐い、小人は土を懐う。君子は刑を懐い、小人は恵を懐う。)
4-12 子曰,放於利而行,多怨,
(子曰わく、利に放りて行えば、怨み多し。)
4-13 子曰,能以礼让为国乎,何有,不能以礼让为国,如礼何,
(子曰わく、能く礼譲を以て国を為めんか、何か有らん。能く礼譲を以て国を為めずんば、礼を如何。)
4-14 子曰,不患无位,患所以立,不患莫己知,求为可知也,
(子曰わく、位なきことを患えず、立つ所以を患う。己れを知ること莫きを患えず、知らるべきことを為すを求む。)
4-15 子曰,参乎,吾道一以贯之哉,曾子曰,唯,子出,门人问曰,何谓也,曾子曰,夫子之道,忠恕而已矣,
(子曰わく、参(しん)よ、吾が道は一以てこれを貫く。曾子曰く、唯。子出ず。門人問うて曰く、何の謂いぞや。曾子曰く、夫子の道は忠恕のみ。)

 今日の魯迅箴言再々読は、
 

 

  世界决不和我同死,希望是在于将来的。(世界が私とともに滅ぶことはあり得ず、希望は将来に在る。
―本当に、希望は将来にあるのでしょうか…。

  地球上不只一个世界,实际上的不同,比人空想中的阴阳两界利害。一世界中人,会蔑,憎迫,恐怖,一世界中人,・・・。(地球上の世界は一つではなく、現実の相違は、空想上の陰と陽の世界の違いよりもっと凄まじい。ある世界の人間は他の世界の人間を、軽蔑し、憎悪し、抑圧し、恐怖し、そして殺戮する・・)
―今のイスラム国と反イスラム国との戦争をみていると、まさに軽蔑し、憎悪し、抑圧し、恐怖し、そして殺戮する、そのことの連鎖と連続だと思います。他にも、ウクライナとロシアの関係、北朝鮮アメリカの関係など、世界はいつになったら一つになれるのでしょうか。