春風にこぼれて

 今日は4月28日、火曜日です。今日も一日、忙しい日になりそうです。9時に新町事務所、10時に教育委員会、13時に川柳教室、16時に古村さん、17時に奏海事務所、18時に四人会です。そして、明日は朝一番の飛行機で上京です。中国から長春時代の教え子がやってくるのです。東京在住の教え子2人とあわせ、3人の学生たちと会って、最終便でその夜に帰ってきます。
 路地裏の猫に餌やる料理番 (陽の会の4点句を改作しました)
 春風にこぼれて赤し木瓜の花 春風にこぼれて白し歯磨き粉

 今日の子規歳時は、
 春風にこぼれて赤し歯磨粉 (1896年、明治29年4月28日)
 「正岡は政治的アンビションがあった。それでしきりに演説などやった、何でも大将にならなけりゃ承知しない男で、道を歩いても、きっと自分の思う通りに僕を引ぱり回した。」とは漱石の話です。

 今日の魯迅箴言は、箴言55です。
 成语和死古典又不同,多是现世相的神髓,
  随手拈掇,自然使文字分外精神;
  又即从成语中,另外抽出思绪;
  自然从世相的种子出,并的也一定是世相的花。
 Chéngyǔ hé sǐ gǔdiǎn yòu bùtóng, duō shì xiàn shì xiàng de shén suǐ,
 suíshǒu niān duō, zìrán shǐ wénzì fèn wài jīngshén;
 yòu jí cóng chéngyǔ zhòng, lìngwài chōuchū sīxù;
 zìrán cóng shì xiàng de zhǒngzǐ chū, bìng de yě yīdìng shì shì xiàng de huā.
 「成語は使い古された古典ともまた違い、多くは今の世相の神髄であって、意のままに取り入れさえすれば、言葉はことのほか生き生きしてくるのだ。さらに、成語から思いがけぬ思考の糸口が導かれることもあり、世相の種から出てくる以上は、開くのは必ず世相の花である。」
 成語;①古人がつくり、後人によく引用される語句。成句。故事成語。②熟語に同じ。
 世相;世の中のありさま。「世相を反映する」。