7月9日、木曜日になりました。昨日、母の遺した花瓶を三つとりだし、庭の紫陽花を女房に摘んでもらい、それぞれ書斎、廊下、一階の洋間に活けてもらいました。他に薔薇も玄関に活けることにしました。朝ごはんのあと、すべての窓を開け放ち、風をいえのなかへ取り込みました。青森は倫敦と違って、埃も煤もありません。東京と違って空気が爽やかで澄んでいます。なにより静かなのがいいのです。
夜の闇が深まる中、漱石の「カーライル博物館」を読み終えることができました。今日からは、「幻影の盾」に入ります。いつものように、キンドルのPC版と岩波の全集で読みます。脚注も全部チェックします。語句や文章についても随時入力していきます。
今日から高校野球の青森大会が始まります。青森高校は甲子園出場がなるのでしょうか。
今日の子規歳時は、
絶えず人いこふ夏野の石一つ (1894年、明治27年7月9日)
子規が野球を始めたのは明治18年(1865年)、大学予備門に入学して間もなくで、我が国野球草分け時代の選手の一人でした。たびたび試合もし、下宿へ帰っても捕球の型をして室内を飛回り極堂を驚かせたりしたのです。
墨写的谎说,决掩不在血写的事实。
Mò xiě de huǎng shuō, jué yǎn bùzài xuè xiě de shìshí.
「墨で書いた虚言は、血で書いた事実を、けっして覆い尽くせはしない。」
墨;墨 mo 虚言;谎说 huangshuo 事実;事实 shishi 覆い尽くす;决淹 jueyan
子曰、三年學不至於穀、不易得也已、
Zǐ yuē, sān nián xué bù zhìyú gǔ, bùyì dé yě yǐ,
「子曰わく、三年学びて穀に至らざるは、得やすからざるのみ。」
(孔子がいわれた、「三年も学問して仕官を望まないという人は、なかなか得がたいものだ。」と。)
(子曰,三年学不至於毂,不易得也已,)