12月5日、今日も冷え込みが厳しいです。

 12月5日、12時35分着、「はやぶさ11号」で長男が帰省するので、迎えに行きます。今村さんの所の「奏海」の会へ行き、ねぶた師竹浪比呂央さんのお話をきいてきました。木造のねぶた少年が、大学の時、千葉作龍師に弟子入りし、薬剤師のかたわら29歳でデヴューし、今日に至るまでのことを詳細に語ってもらいました。
  竹浪さんに、ニューヨークでねぶたをつくり、5番街を運行してそれをメトロポリタン美術館へ寄贈してほしいとお願いしました。
 実は、昨日、裁判の後、6時半から佐々木英明が解説する寺山修司の映画「書を捨て町へ出よう」の上映会がアウガであり、長崎大学の小川進教授の講演会とかち合ってしまいました。迷いましたが、映画は二度三度と観ているのと、わざわざ裁判の準備書面を書いてくれて、しかも青森まで来ていただいた小川先生の話を聞く機会を逃すべきでないと判断して、講演会に出ました。そのあとの懇親会を侍でやることになり、それにも参加したので、少しく飲みすぎたのでした。
 再処理工場と最短900mに隣接する国家石油備蓄基地のタンクが震度5地震で発火し、順次51基のタンクが類焼した場合、高温の熱風が再処理工場を最大16日も襲い掛かることによって再処理工場自体も火災が起こり、結果として大事故につながるということを小川教授は指摘しています。

 今日の子規歳時は、
 凩や燃えてころがる鉋屑 (1896年、明治29年12月5日)
 明治15年12月、子規16歳の時、柳原正之、安永松南、西原義任らと独立社を結び、民権自由雑誌の発行を企てたが成らず、翌年には青年学術を計画したが、子規らの上京でこれも中絶したのでした。

 今日の魯迅箴言365日は、箴言147です。
 防被欺。自称盗贼的无须防,的其反倒是好人;自称正人君子的必须防,得其反则是盗贼。
 Fáng bèi qī. Zìchēng dàozéi de wúxū fáng, dé qí fǎn dǎo shì hǎorén; zìchēng
zhèngrénjūnzǐ de bìxū fáng, dé qí fǎn zé shì dàozéi.
 「欺されるな。自称、盗賊には用心無用、裏返せば善人だからだ。自称、聖人君子にはぜひとも注意すべし。裏返せば盗賊だからだ。」

 今日の論語一日一章は、論語14-2(論語巻第七 憲問第十四篇 2章)です。
 克伐怨欲不行焉、可以爲仁矣、子曰、可以爲難矣、仁則吾不知也、
 Kè fá yuàn yù bùxíng yān, kěyǐ wèi rén yǐ, zǐ yuē, kěyǐ wèinán yǐ, rén zé wú bùzhī yě,
(克伐怨欲不行焉,可以为仁矣,子曰,可以为难矣,仁则吾不知也,)
「告・伐・怨・欲、行なわれざる、以て仁と為すべし。子曰わく、以て難しと為すべし。仁は則ち吾れ知らざるなり。」
(原憲がいった、「勝気や自慢や怨みや欲望が抑えられれば、仁といえましょうね。」孔子はいわれた、「むつかしいことだといえようが、仁となるとわたしには分からないよ。」と。)