10月2日、線香の烟に向ふ蜻蛉かな

 10月2日、日曜日です。昨日の1日、長男を迎えに新青森駅へ行き、そこで同じ電車に乗ってきた長部日出雄さんを見ました。何か因縁のようなものを感じました。彼が、9月30日に応募提出した文学賞の選考委員だからです。ちょっと顔を合せただけでしたが、何となく、「残念だったね」と言われたような気がして楽になりました。「ねぶた師やまさ屋萬蔵」が長部さんの眼にふれることはないと思いますが、何故かさっぱりした気分になったのでした。