1月3日、蒲団から首出せば年の明けて居る

 今日は1月3日、火曜日です。穏やかな新年です。女房と喧嘩することもなく食事も酒にも満足しています。
 明治16年、16歳で上京した子規は、17年から東京で新年を迎えていますが、19年の正月は下宿代を払えず、苦しい新年だったようです。

 今日の魯迅箴言130は、箴言64です。
 中国人向来有点自大。――只可惜没有「个人的自大」,都是「合群的爱国的自大」。
 Zhōngguó rén xiànglái yǒudiǎn zì dà.――Zhǐ kěxí méiyǒu `gèrén de zì dà', dōu shì `héqún de àiguó de zì dà'.
 中国人には、昔から尊大なところがある。――ただ惜しむらくは、そこには「個人の尊大」はなく、すべて「集団的、愛国的な尊大」なのだ。
 ここで、魯迅がいう中国人の集団的、愛国的な尊大さというのは、よくわかるような気がします。この指摘を実感したのは、長春での4カ月の経験でした。ひとりひとりはいいのに、集団になるときまって群集心理というか、塊で強大となってしまうのだ。決まって愛国心の塊になるのだった。