1月29日、襟巻に顔包みたる車上かな

 今日は1月29日、日曜日です。陸羯南の日本の記者時代の正岡子規はいつも懐手だったようです。懐中に古書や反古などを詰め込み、ホコリじみた紫色の毛糸の襟巻を愛用していたようです。子規は襟巻を首に密着せず、両方の肩にくねらせて巻いていたとのことです。

 今日の魯迅箴言130は、箴言90です。
 希望是本无所谓有,无所谓无的。这正如地上的路;其实地上本没有路,走的人多了,也便成了路。
 Xīwàng shì běn wúsuǒwèi yǒu, wúsuǒwèi wú dì. Zhè zhèngrú dìshàng de lù; qíshí dìshàng běn méiyǒu lù, zǒu de rén duōle, yě biàn chéngle lù.
 希望はもともとあるものとも、ないものとも言えない。それはまさに地上の路のようだ。本来、地上に道はなく、歩く人が増えれば、そこが路になるのである。
 魯迅箴言の中で、好きな箴言の一つです。「希望とは地上の路のようなもので、人が歩くことによって、その上を歩く人が増えることによって、希望がうまれるのだ」と言っているのです。