2月4日、病牀の匂袋や浅き春

 今日は2月4日、日曜日です。昨日の島津さんの通夜と南さんの通夜が重なったので、今日の葬式に出るだけです。したがって、今日は日課の外は、小説を書いて過ごすことにします。もうまもなく午前3時です。今日は立春であり、おふくろの命日です。今年の中国の春節(旧暦の正月)は、2月16日です。いまごろは、中国の上海、北京、大連にそして長春でも、そろそろ春節の準備に入っているころでしょう。それに、私が7年前にいた長春ではひょっとして-26℃にも達していることでしょう。一方、長男のいるロサンゼルスは20℃を超しているのですから、気温だけでみるとまさに天国と地獄です。
 昨日が通夜で、今日が葬式の島津さんを想うと、仕事や出張、それに職場のレクリエーションでよく飲んだものです。渋谷さんとコンビで、朝方まで騒いでいたのを思い出します。気の優しい、誠実な男でした。

 今日の魯迅箴言365日は、箴言309です。
 创作是并没有什么秘诀,能够交头接耳,一句话就传授给别一个的,倘不然,只要有这秘诀,就真可以登广告,收学费,开一个三天包成文豪学校了。以中国之大,或中国之 ,或者也许会有罢,但是,这其实是骗子。
 Chuàngzuò shì bìng méiyǒu shé me mìjué, nénggòu jiāotóujiē'ěr, yījù huà jiù chuánshòu gěi bié yīgè de, tǎng bùrán, zhǐyào yǒu zhè mìjué, jiù zhēn kěyǐ dēng guǎnggào, shōu xuéfèi, kāi yīgè sān tiān bāo chéng wénháo xuéxiàole. Yǐ zhōngguó zhī dà, huò zhōngguó zhī, huòzhě yěxǔ huì yǒu bà, dànshì, zhè qíshí shì piànzi.
 創作には、耳元に口をあてて、一言で他人に伝授できるような秘訣なんか決してありはしないからである。そうでなくて、そんな秘訣があったとすれば、広告をだし、授業料を取って、必ず三日で文豪に仕上げる学校が開けるはずだ。中国の大をもってすれば、あるいはあるかも知れないが、あるとすればカタリだ。