今日の箴言「人必有所缺」

 今日の魯迅箴言は「人必有所缺」(人には必ず欠けたところがある)です。
 「人必有所缺,
   这才想起他所需
 これの日本語訳はこうです。
 「人には必ず欠けたところがあり、
  それによってようやく、何が必要か思いいたる。
 この箴言の出典は、1933年の『南腔北調集』であり、その中には「中国の女性の脚から中国人が中庸でないのを推定し、また、それから孔子が胃病もちだったことを推定する」という難解な言葉も含まれています。
 ここで、興味を持ったのが、孔子が胃病もちだと魯迅が推定する所です。しかも、中国の女性の脚からそのことが想像できるとは、まったくもって意外でした。どういう論理、論法で以てそのような推論がなりたつのか、私には見当もつきません。