今日の箴言「人们灭亡于英雄的特别的悲剧者少」(英雄のような特別の悲劇に身を滅ぼすような人は少ない)

 昨日は岩木山、今日は八甲田山紅葉狩りに出かける。もっともっと真面目に日々の日課と小説書きに取り組まねばと思います。今日の天気は、昨日と違って悪く、紅葉はダメそうで、そのときは酸ヶ湯温泉で、おにぎりを食べ、本を読んで帰ってくることにする。ちょっとした休養にするつもりだ。そういえば、昨日の弘前での中華ランチもおいしかった。
 
 今日の魯迅箴言は「人们灭亡于英雄的特别的悲剧者少」(英雄のような特別の悲劇に身を滅ぼすような人は少ない)です。
 「人们灭亡于英雄的特别的悲剧者少,
   消磨于极平常的,
   或者简直近于没有事的悲剧者却多。」
 これの日本語訳はこうです。
 「人々は、英雄のように特別の悲劇に身を滅ぼすような者は少なく、
 きわめて日常的か、さもなくば何事もなかったかのようにみえる悲劇に、
 身を消耗させる者のほうが多い。」
 
 ここで、魯迅は人々が身を滅ぼすのは、日常的な、何事もなかったかのように見える悲劇に、身を消耗させて自ら滅んでいくのだ、と言っています。つまり、特別な悲劇に身を滅ぼす英雄のような者は、人々の中には少ないと言っています。
 語句と語彙は次のようです。
 人々;人们renmen
 滅亡;灭亡miewang
 英雄;英雄yingxiong
 特別;特别tebie
 悲劇;悲剧beiju
 消耗;消磨xiaomo
 日常的;平常的pingchangde
 あるいは;或者huozhe
 まったくだ;简直jianzhi
 何事もない;没有事meiyoushi
 かえって;却que