今日の箴言「我每看运动会时,常常这样想」

 今日の魯迅箴言は、「我每看运动会时,常常这样想」(運動会を見るたびにいつも考える)です。
 「我每看运动会时,常常这样想,
 优胜者固然可敬,
 但那虽然落后而仍非跑至终点不止的竞技者,
 和见了这样竞技者而肃然不笑的看客,
 乃正是中国将来的脊梁。」
 これの日本語訳はこうです。
 「運動会を見るたびに、いつも考える。
 勝者はもとより敬うべきだが、
 遅れても絶対にゴールまでかけぬけようとする選手と、
 その選手を見ながら蕭然として笑わない観客、
 彼らこそまさに将来の脊梁(せぼね)である。」
 ここで魯迅は、中国にはまさに将来の中国の脊梁となるべき、運動会でどんなに遅れてもゴールまで絶対かけぬけようとする選手と、その選手をみながら蕭然として笑わないたくさんの観客がいる、の だと言っています。これが、中国の強さの秘訣なのです。日本には、将来の日本の脊梁となるべき人材がいるのでしょうか。
 今日の語句・語彙は次の通りです。
 運動会;运动会 yundonghui
 いつも;常常 changchang
 勝者;胜者 shengzhe
 もとより;固然 guran
 ゴール;终点 zhongdian
 選手;竞技者 jingjizhe
 蕭然;肃然 suran
 観客;看客 kanke
 将来;将来 jianglai
 脊梁(せぼね);脊梁 jiliang