鲁迅「阿Q正传」 5

 今日の魯迅「阿Q正傳」は第一章 序 5段落目です。
 
 鲁迅 阿Q正传 第一章 序 5
 
  阿Q并没有抗辩他确凿姓赵,只用手摸左颊,和地保退出去了;外面又被地保训斥了一番,谢了地保二百文酒钱。知道的人都说阿Q太荒唐自己去招打;他大约未必姓赵,有赵太爷在这里,也不该如此胡说的。此后便再没有人提起他的氏族来,所以我终于不知道阿Q究竟什么姓。
 
 これの日本語訳はこうです。
 
 阿Qは自分の姓がたしかに趙だと抗弁はしなかった。ただ、左頬を手でさするばかりで、村役といっしょに引き下がった。外でまた村役に一丁説教を食らい、心付けとして二百文の酒手を出させられた。これを聞いた者はみな、阿Qがでたらめすぎる、自分で殴られる種子をまいたようなものだと噂した。彼はおおかた趙という姓ではあるまい、かりにほんとに趙であったにせよ、そんなことをみだり言うべきではないのだ。それからというもの、もう誰も彼の氏素性を口にする者はいなかった。それで、阿Qがいったいなんという姓なのか、私もとうとうわからずじまいのなのである。