今日の魯迅「阿Q正傳」日記第3章続優勝記略 第1段落

 今日は7月12日金曜日です。夜半の雨もあがり、日の出とともに青空がのぞき、太陽も顔を出しています。今日は北狄の合評会です。昨日、棟方さんより「ねぶた師平蔵」をすこし誉めていただきました。今日から「七日の花火」と「英一の友だち」の二作を併行して書いていくつもりです。今朝の円相場は、1ドル98円87銭です。
 
 今日の魯迅「阿Q正傳」日記は、第3章 続優勝記略 第1段落です。いよいよ、「阿Q正傳」も第3章まできました。阿Qに奇人変人ぶりが風刺をこめてこれまで描かれてきましたが、魯迅のこの作品を書いた「社会的病態」にある民族への自覚と自律の決起をうながす意味合いがわかる気がしてきました。その意味でこの「阿Q正傳」をいま読み解く意義もあると思うのでした。
 
  第三章 续优胜记略 Xù yōushèng jì lüè
 
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 しかし、阿Qはいつも勝っていたとはいうものの、彼の名が上がったのは、趙旦那にビンタをくらってからです。
 
  然而阿Q虽然常优胜,却直待蒙赵太爷打他嘴巴之后,这才出了名。
  Rán'ér ā Q suīrán cháng yōushèng, què zhídài méng zhào tàiyé dǎ tā zuǐba zhīhòu, zhè cái chūle míng