11月11日、芭蕉忌や我に派もなく伝もなし

 今日は、11月11日、金曜日です。名古屋の東横インで目覚めました。9時22分ののぞみで約2時間で東京駅に着きました。うとうとしている間に着いてしまいました。御徒町の木質バイオマスエネルギー協会へ行き、レクチャーと相談を行いました。2時間弱じっくり話を聞くことができました。5時20分のはやぶさまで時間があるので上野動物園へ行き、カバのジローとルイに会ってきました。4時半に飼育員が小麦粉かそば粉のような餌をバケツに入れて現れ、プールに入っていたジローとルイに交互に口の中へ入れてやります。圧巻なのは、ジローが大口を開けて餌をほしがるそぶりをしたことです。
 小雨降る中、重い荷物を背に、動物園のはずれのカバ舎まで来て、待つこと30分、今までにないショットが撮れたのでした。いいことがあるものです。
 表題の句は、明治26年(1893年)が芭蕉の二百年忌でにあたり、子規がその頃の「日本」での芭蕉の連載記のことを思い起こして詠んだ明治31年11月11日の句です。今年は323年忌に当たります。
 
 今日の魯迅箴言130は、箴言10です。この国の今の為政者は、果たして勇者か、はたまた臆病者なのか。ポーズだけは優しげだが、騙されてはいけない。
 勇者愤怒,抽刃向更强者;怯者愤怒,却抽刃向更弱者。不可救药的民族中,一定有许多英雄,专向孩子们瞪眼。这些孱头们!
 Yǒngzhě fènnù, chōu rèn xiàng gèng qiáng zhě; qiè zhě fènnù, què chōu rèn xiàng gèng ruòzhě. Bùkě jiù yào de mínzú zhōng, yīdìng yǒu xǔduō yīngxióng, zhuān xiàng háizimen dèngyǎn. Zhèxiē càn tou men!
 勇者が怒れば、刃を抜いてより強い者にたち向かう。臆病者が怒れば、刃を抜いてより弱い者に向かってゆく。救われぬ民族には、きまって少なからぬ英雄がいて、もっぱら子供にのみ睨みを利かせる。この臆病者ども!