魯迅箴言日記 2019/11/14 蘭学の書生なりけり薬喰

 今日は11月14日、木曜日です。きのうは輝代さんと古川の市場の角の家和というめし屋でランチしました。そのあと天気が良かったので、さくら野まで行き、地下でコーヒーを飲んで、買い物をする輝代さんと別れました。私は成田本店へ行き、文芸別冊の寺山修司集と三田文学を立ち読みしました。前者の雑誌には、作・演出家の山田百次が書いてあるのがひかれ、後者の同人雑誌評では北狄は取り上げられていませんでした。ただ、北狄388号は「文芸同志会通信」(11月9日号)で取り上げられました。

 これは、北狄386号の「1999年9月30日」に続くもので、作者の名前と作品がそれなりに評価されているのは嬉しい限りである。「私の魯迅箴言日記」は、「古典的な魯迅の紹介的評論に現在形としての福島原発事故のその後の状況。自分の生活と魯迅を結びつけた、新しい形の文学的作品に読める。」と記されていました。

 昨日、文ノ楽19号が届きました。私の作品、「三吉と美智」が載っていました。北狄388号に続き、小説を書いて、それが同人誌に掲載される喜びは何とも表しきれません。

 

 今日の子規歳時は、子規は明治34年五月、葉を痛め、それ以後、牛肉を食い得なくなったとのことです。この句はその頃の作です。

 

 今日の魯迅箴言は、箴言301です。

 有缺点的战士终竟是战士,

    完美的苍蝇也终竟不过是苍蝇。

 欠点のある戦士も、必竟、戦士である。

 完全な青蝿でも、必竟は青蝿にあるにすぎない。