魯迅箴言日記 2022/02/22 すり鉢に薄紫の蜆かな(明治26年、1893年)

 今日は2月22日、火曜日、猫の日です。猫好きの杉村さんの家に新報を配りに行くと、玄関の風除室のガラスが割れていました。屋根の雪が落ちて、壊したもののようです。10時半に家を出て、八戸へ行き、4時半に戻りました。3回目のワクチン接種(モデルナ)をしました。熱はありませんが、蓮心寺でのぼせて鼻血が少し出ました。副作用でしょうか。今日は酒を飲まないことにしました。

 今日の子規歳時は、「すり鉢に薄紫の蜆かな(明治26年1893年)」です。

 今日の魯迅箴言は、箴言130-116「選集がはっきり示すとこれおは、」です。

 选本所显示的,往往并非作者的特色,倒是选者的眼光。

    眼光愈锐利,见识愈深广,选本固然愈准确,

    但可惜的是大抵眼光如豆,抹杀了作者真相的居多,

    这才是一「个文人浩劫」。

 選集がはっきり示すところは、往々にして作者の持ち味ではなく、

 むしろ選者の眼光である。

 眼光が鋭いほど、見識が深く広いほど、選集はいよいよ適確になる。

 だが惜しいかな、たいていの眼光は豆粒ほどに小さく、

 作者の真の姿を抹殺してしまうことが多い。

 これぞまさに、「文人の大厄」である。