魯迅箴言日記 2023/04/27 一籠の蜆にまじる根芹哉(明治26年、1893年)

 今日は4月27日、水曜日です。今朝は5時半に起き、6時から一艘教室の宿題をつくりあげました。「流す」5句です。①ぬらぬらと辣油滴る中華街、②ゴスペルで流すトイレは使用不可、③水はけの悪いカバです地獄沼、④老い耄れて流しソーメン掬えない、⑤本能寺を流れるカクテル光線。あまりいい句とはいえませんが、推敲して何度か書き直しました。当日の句会の席題は、「帽子」でした。3句だしたうちの1句、「あなたは父ですかと聞いてくる帽子」が特選に選ばれました。久しぶりです。

 いったん家にかえり、教室の資料を整理し、5時過ぎに家を出て、橋本の「おいらせ」で山下さんと飲みました。刺身や山菜の天麩羅、それにもつの煮込みを食べ、ビールと日本酒を飲みました。約2時間で、店を出て、山下さんと別れました。山下さんは将来、選挙に出ることも覚悟しているようでした。新人として選挙に立候補するのはたいへんだと思いますが、これから順調に育っていってもらいたいものです。若い人の勇気と希望に満ちた思いに触れるのは、楽しいことでした。

 今日の子規歳時は、「一籠の蜆にまじる根芹哉(明治26年1893年)」です。

 ここで、蜆も芹も春の季語です。籠とは蜆売の籠か、自分で蜆を獲りに行った川の根芹なのか、はっきりしませんが、蜆の籠の黒褐色と根芹の緑と白のコントラストの鮮やかな句です。

 今日の魯迅箴言は、箴言365-9「自由はもともと金銭で買えるものではありません」です。

 自由固不是钱所能买到的,

    但能够为钱而卖掉。

 自由はもともと金銭で買えるものではないが、

 しかし、金銭のために売り払うことはできる。