魯迅箴言日記 2021/07/07 山風や桶浅く心太動く(明治30年、1897年)

 今日は7月7日、七夕です。

 今日の子規歳時は、「山風や桶浅く心太動く(明治30年、1897年)」です。

 やま‐かぜ 【山風】

①山に吹く風。また、山颪やまおろし。古今和歌集(秋)「むべ―をあらしといふらむ」

②夜間に、山頂から平地に向かって吹き下ろす風。夜、山腹の放射冷却の結果生ずる。↔谷風
[広辞苑 第七版]

 ところてん【心太・瓊脂】

(「心太(ココロブト)」をココロテイと読んだものの転か)

テングサを洗ってさらし、煮てかすを去った汁を型に流しこんで凝固させ、清水で冷した食品。心太突きで突き出し細条とし、芥子醤油・酢などをかけて食べる。寒天からもつくる。こころぶと。季・夏。浄、国性爺「李蹈天とやら―とやら」子規「山風や桶浅く心太動く」

②①のように、押し出されて自然に前へ進むこと。ところてん式。