魯迅箴言日記 2022/08/23 読みさして月が出るなり須磨の巻(明治28年、1895年)

 今日は8月23日、火曜日です。一階の部屋はだいぶ片付きました。あともう少しです。天気は曇りです。夕方には雨になりそうです。風が強く吹いています。6時からGEAの事務局会議です。それまで家で仕事をします。

 今日の子規歳時は、「読みさして月が出るなり須磨の巻(明治28年、1895年)」です。

 今日の魯迅箴言は、箴言130-117「同様に、読者を難なく迷路に引きこむのは「抜粋」である。

 还有一样最能引读者入于迷途的,是「摘句」。

    它往往是衣裳上撕下来的一块绣花,

    经摘取者一吹嘘或附会,说是怎样超然物外,与尘浊干,

    读者没有见过全体,便也被他弄得迷离惝恍。

 同様に、読者を難なく迷路に引きこむのは「抜粋」である。

 それはほとんど、まるで衣装から引き裂かれた刺繡の花模様のようで、

 引き裂いた者がひとたび誇張し、こじつけて、

 その花がいかに超然として俗塵にまみれていないかを説けば、

 読者は全体を見渡せずに、翻弄されて煙に巻かれることになる。