魯迅箴言日記 2019/12/30 掛乞の曰く主人の曰くかな

 今日は12月30日、午前中、海老名鉄芳さんのところへリンゴ箱を返しにいきます。1年に1回、前年にもらったリンゴ箱を返しに行くのが恒例になっています。松栄堂のお菓子を持っていきます。

 

 今日の子規歳時は、明治18年の暮れの下宿料が払えず、主人の催促にたまりかねたことを思い出した子規が明治34年に詠んだ句です。

 

 今日の魯迅箴言は、箴言347です。

 还有一样最能引读者入于迷途的,

    是”摘句”。

    它往往是衣裳上撕下来的一块绣花,

    经摘取者一吹嘘或附会,

    说是怎样超然物外,

    与尘浊无干,

    读者没有见过全体,

    便也被他弄得迷离惝恍。

 同様に、読者を難なく迷路に引きこむのは、

 「抜粋」である。

 それはほとんど、まるで衣装から引き裂かれた刺繍の花模様のようで、

 引き裂いたものがひとたび誇張し、こじつけて、

 その花がいかに超然として、

 俗塵にまみれていないかを説けば、

 読者は全体を見渡せずに、

 翻弄されて煙に巻かれることになる。