魯迅箴言日記 2022/12/26 苧殻売の門松売に来りあり(明治29年、1896年)

 今日は12月26日、月曜日です。今日は新報元日号の配達の日です。夕方4時の新幹線で八戸に打ち合わせに行きます。今日はプラザホテルに泊まりです。

 今日の子規歳時は、「苧殻売の門松売に来りあり(明治29年、1896年)」です。

 苧殻は迎え火に焚く麻木のことで、お盆に苧殻売に来た男が、暮に門松を売りに来たことをつたえている。魂をむかえる物と新年を迎える物との取り合わせの妙だ。

 今日の魯迅箴言は、箴言130-98「老いた者は若者に道をあけ、」です。

 老的让开道,催促着,奖励着,让他们走去。

    路上有深渊,便用那个死填平了,让他们走去。

    少的感谢他们填了深渊,给自己走去;

    老的也感谢他们从我填平的深渊上走去。

 老いた者は若者に道をあけ、促し、励ましつつ、彼らを前へ歩ませる。

 途上に深い淵があれば、自分の死をもって埋めて平らにし、

 若者たちを先へと歩ませる。

 若者は、老いた者が淵を埋め自分たちを行かせてくれたことに感謝し、

 老いた者もまた、自分が平らにした淵の上を歩む若者たちに感謝する。

 ――遠く、どこまでも。