未津きみさんも詩集だされる

北狄同人の未津きみさんもこのほど詩集を東京の出版社から発行なされました。7月10日の北狄351号の合評会(土曜日の午後4時からです)のあと、小野允雄さんの祝う会と重ねて未津さんの詩集のお祝いもできたらと思っています。
さて、私ごとになりますが、6月27日(日曜日)夕刻に中国(中華人民共和国)は長春(旧満洲国の首都で当時は新京と呼ばれた)市にある東北師範大学の人文学院の日本語言文化学院の藤巻教授・学院長から日本語言文化学院の日本語言教師に大学の学長・理事長から決済(サイン)が下りて、正式採用が決まったとメールがありました。
私は3月で青森市役所職員を退職し、4月から引き続き従前の部署で非常勤嘱託職員の任についておりましたので、急に職を辞するということに戸惑いと迷いもありましたが、30日までに7月末で退職する旨、市長はじめ職場に伝えました。東北師範大学との契約は2年間ということで、双方に不都合がなければ更新もあるということでした。
そのようなわけで、3月に7月上旬の南京・杭州・上海の視察旅行団に参加申し込みしたことから、飛び出した日本語教師の話が思いもかけない形で実現し、来年4月からと思っていたのが、今年9月からということで、とんとん拍子で話が進んでしまいました。そんな訳で、8月23日には長春に単身赴任することになりました。それゆえ、北狄の編集の仕事も352号からはどなたかにお譲りしなくてはならなくなりました。
昨日からソウル経由で中国に来ています。中国の日本語言を学ぶ大学生に日本語とりわけ文章の書き方を教えるということですから、文学と日本語、とりわけ文章道についても相当な勉強が必要ですし、少しは中国語と日本語の比較言語ができるくらいに中国語も勉強する必要があります。その意味では、とても新鮮な気持ちで中国に接しています。
まもなく61歳を迎える私は、まったく新しい人生を中国の地で始めようと考えています。学生に教えるために学び、学生たちと一緒にいちからやり直す覚悟でやります。
北狄に対する思いには変わりがありません。長春にいても小説を書き続けるつもりです。2年間は文学一筋で徹底してやりぬくつもりですので、よろしくお願いしたいとおもってます。